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6月9日(金)〜13日(火)にタイのプミポン国王の即位60周年記念行事がバンコク各所で開催される。お祝いのためタイを訪れる天皇皇后両陛下を含め、20数ヵ国の国賓がタイを訪れる模様で、王族がお買い物やレストランに行くだけで一般道を通行止めにするお国柄、考えただけでも恐ろしいほどの交通規制の嵐になる模様。私が住んでいるエリアは、国賓が泊まる27のホテルのうち14があるといい、目の前の大通りは11日(日)〜14日(水)、終日片側車線通行、駐車禁止になるらしい。きっと車での移動は全く出来なくなるのだろう。
それじゃあ経済活動はどうなるの?と思う方もいるかもしれないけれど、「渋滞緩和のため」ということで、12日(月)、13日(火)はバンコクとその近郊エリアはお休みになった。更に1週間を切った段階で突如6月9日(金)が休みと決定。こういうの、タイではよくあることで、年末に買うカレンダーを信じていても休みが把握できないのだ(「やっぱり5連休は多すぎる」と突然カットされてみたり、今回のように増やされたり)。国賓の到着ラッシュの日には朝から夜まで断続的に高速も一般道も封鎖されるらしく、「出発の4時間前には空港へ向かって欲しい」とタイ航空が呼びかけるほどの異常事態(普段市内から空港は30〜40分程度なので2時間半前に出れば大丈夫)。
60周年をお祝いする行事としては、金ピカの王室御座船のチャオプラヤー川パレード、中国政府と日本政府・企業の花火対決(9日の夜が中国で8,000発、10日の夜が日本で20,000発の花火を打ち上げるらしい)などがあり、大勢の人出が見込まれているけれど、うちのオフィスのOLさんたちは「人ごみで動けなくなるから行かない、交通規制もすごいし、家から出ずにテレビで見るわ」、「御座船っていっても、見に行っても遠くからしか見えないから(片手の親指と人差し指を広げて)。こーんなもんにしか見えないのよ。テレビが一番」、「今日はパレードのリハーサルやるみたいよ、すごい渋滞になりそうね! あー、渋滞にはうんざり」と少々冷め気味。一方で、「うちの親は御座船パレード見るために日本から来るお客さんと4人で、チケット買って見に行くんだって」という日本人の友人もあり。
こうしたお祝いの式典の一部には「黄色のシャツを着用することが条件」とされているものもちらほら。タイの王族は生まれ曜日によって「テーマカラー」が決まっていて、王様は黄色がテーマカラーなのだ。その他、王妃が青、シリントーン王女が紫といった具合に決まっており、それぞれのお誕生日近くにはその色の旗が立てられたりする。タイ政府は国王への忠誠心を示すのに「黄色を身に着けよう」ということで真っ黄色なポロシャツやTシャツの販売を開始、これが飛ぶように売れていて、最近50万枚増産をしたとか。
6月15日(木)までの毎日、黄色を着よう!という運動もあって、今街は普段絶対目にしないような、お世辞にもオシャレとはいえない真っ黄色のシャツを着た人が日に日に増している。これもお国柄だけど、やっぱり「ニセモノシャツ」の販売も当然のように横行しているほか、全国的に黄色の洋服の需要が急増、無地の黄色のTシャツの価格が普段の3倍ほどになっているそう。
あんな真っ黄色、オシャレに敏感な若い子たちはどう思っているんだろうと思いきや、「バンコクの原宿」ことサイアムスクエアでもオシャレなブティックのディスプレイが黄色を取り入れたオシャレを提案しはじめていて、かわいい黄色のチビTをアクセントにした子などもみかけるようになってきた。最新のファッションに敏感なこの街でも、国王の即位60周年記念はキーワードになりつつあるよう。お祝い事は、楽しんで盛り上がらなくちゃ損といったタイ人気質が表れているのかな。タイ政府は6月15日までの毎日と年内の毎週月曜に黄色いTシャツを着るよう呼びかけているから、タイへ来るのが月曜日に当たりそうだったら、黄色いものを持ってくるとタイ人に溶け込めるかも?!
画像右上:書店の「プミポン国王の業績」特集本コーナー
画像左上:普段はチャイナ服屋のはずなのになぜか店先で “なんちゃってお祝い”シャツを売るお店
画像右中:ちょっと色に抵抗感を感じてしまう真っ黄色なTシャツとは一味違う、”サイアムスクエア流”黄色オシャレのお見本
画像左下:明らかに高い黄色い服着用の人口密度
画像右下:バンコク各所のイベントを伝える新聞記事。下の記事はマップでの解説、頭が鳥の船が王室御座船。上の記事はパレードリハーサルの様子を伝える記事。連日こうした記事が続いている。
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