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バンコクには所有者のハッキリしなくなった廃墟ビルがすごく多い。かくいう我が家の真横はそんな廃墟ビル。引っ越すとき、唯一気になったのがこの不気味な廃墟ビルの眺め。引っ越してから数ヶ月、もっと不気味になったのは、なんか人が出入りし始めたということ!!!
朝出勤するときに、トタンの工事壁をカクッとはずしてフルーツ売り屋台がカランカランと出勤していくのを目撃したときは、相当度肝を抜かれた。引越しから1年程が過ぎ、そんなお隣さんにも驚かなくなった最近だったのだけど、妙なことが始まった。
我が家はマンションのなかでも高層のほうなのだが、ナント目線の高さに人がいる! 隣は廃墟=誰もいないということで、間の抜けたかっこうで歩いていた私は本当にビックリした。どうやって上ったの?ていうか、なにしてるわけ?!
それから数週間後、気がつくと、廃墟ビルの3階部分から6階部分くらいまでのところに、排水パイプらしきものが取り付けられ、数日後、そこのスペースに壁や窓や、室外機まで?! なんとクーラーつきなのだろうか?! 最初は廃墟ビルのスラム化かと思ってドキドキしていたのだけど、それにしてはやることがリッチだよなあなんて悩んでいたところ、最近、本格的に工事現場に様変わりしてきた。
コンクリートで周りがきれいになり、鉄の工事中の高い壁ができて、これまで手書きのタイ文字で「出口」、「入り口」と書いてあったのが、活字のどでかい看板がつき、「Safety! 」、「Clean!」とかいろいろな標語がタイ語と英語で書かれ、写真撮影禁止、関係者以外の立ち入り禁止などの事項が図で示してある。そして、でかでかとした看板曰く、「ISO9001 Certified」。
「ISO9001」って認定受けるのが大変な国際基準じゃない。。。調べると、難しいことはよく分からないけど、要は企業が顧客のニーズに応えるために製品やサービスのプロセスを継続的に改善するマネジメントのプロセスを定めた基準があって、それにパスしたものが受けられる認証のよう(※(財)日本適合性認定協会などを参考にしました)。
国際標準ねえ。あの室外機つきの廃墟ビルの一角は事務所として使われているっぽいし、これまでの経緯をみていても、どーーーも疑問がいっぱいなのだけど、まあ、とにかくマトモな工事できっとマンションでもできるのだろうと思えば、スラム化よりはいいかと思いながら、はす向かいのマンション工事現場との挟み撃ちにあうのが憂鬱でならない。最近、タイは好景気に乗ってマンションの新築ラッシュが続いているので、バンコクのあちこちで見られる廃墟ビルもこうして新しい建物に変わっていくのかな。
さて、工事序盤の妙な動きを相談した友人からは、「あー、タイの工事は昔からそうなんだよね。工事現場の人もみんな工事現場に住み込んじゃうの」ってあっさりいわれつつも信じられなかったのだけど、どうやらそれが事の真相だったよう。この10月で丁度タイに住んで丸4年になるけれど、まだまだ謎がいっぱいだ。
画像上:室外機つきの事務所の一角
画像中:室外機の部分のアップ
画像下:廃墟ビル全貌。結構大きいので捉えきれない。
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