■酒飲みと喫煙者に辛い、タイのルール 2005.9.19 update

タイに自由気ままな雰囲気を求めて訪れる観光客は多いと思うけれど、敬虔な仏教徒が多いタイでは自堕落なことはご法度。社会の規律を守ることも重要視されている。

最近追加された新ルールは、酒飲みと喫煙者にきつーい仕打ち!「なかなか物事が決まらない」といわれるここタイでも、ことお酒とタバコの規律はお偉方の鶴の一声でいきなり決まり、即施行されることが多い。

そのひとつが、意味不明の「酒の販売時間限定ルール」。アルコール販売は、11時〜14時と、17時〜24時に限定されてしまったのだ! 要は「昼食の時間帯と夕飯以降」ということのようなのだけど、これが非常に不都合。例えば夕飯の買い物に16時ごろ出かけた場合、缶ビールひとつかえないのだ。お酒大好きの私からしてみれば、「何時に買おうが飲むときは飲むんだってば」という気分。それに「その時間に買ったからって、朝から飲まないとは限らないジャン」と思うと、全く意味不明なのだ。

酒屋さんは1日の半分は閉めてなくちゃいけないし、ホント商売あがったりだと思う。スーパーなどのお酒を陳列しているコーナーには指定時間以外には布がかけられてたり、ロープが張られて入れないようになっている。

安い値段を武器に大幅にシェアを伸ばして業界トップとなった「ビアチャン」が株式上場をしようと思ったときもすごいデモが起きていた。「社会の害悪となるものを売っている会社が上場する資格なんてない」という僧侶や敬虔な仏教徒によるデモだったらしい。ビアチャンってまだ上場してなかったの?という驚きとともに、アルコールに対する拒否反応にびっくりした。

もう1つは、喫煙者に嫌〜なルール。日本のタバコパッケージには、「貴方の健康を損ねます」みたいなメッセージが大きくなったらしいけど、タイはそんなもんじゃない。パッケージの半分以上を占める部分に、「タバコをすい続けるとこうなっちゃいますよぉ〜」と不安をあおるような凄まじい写真が印刷されているのだ。歯にこびりついたヤニや老けちゃったおばちゃん、肺癌等など。それも「そこまでしなくても」というほどどれもグロテスクな写真なのだ!

私は喫煙者じゃないけれど、友人に聞けば「全く、体に悪いってことも、ヤニがつくってことも、重々承知の上で飲んでるんだってば! こんなの意味ない!」と叫んでいたけれど、まあ嫌な感じがするのは間違いないだろう。

このタバコ、コンビニなどにいくとレジの横に陳列されているのでグロテスクな写真が一覧で見れるのだけど、これにも「あの陳列は広告にあたる」と文句がでたらしい。タイは空調の利いた場所(レストラン含む)、公共の場所は全て全面禁煙が既に試行済みだったし、喫煙者には更に生きにくい場所になったよう。

画像上:とあるデパートでの表示。アルコール販売は11時〜14時、17時〜24時に限定。
画像中:とあるデパートのお酒売り場。時間外には、この周りにロープが張られて入れない。
画像下:タバコのグロテスクなパッケージ。これは「ヤニがついちゃうぞ」版。


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