■スマトラ沖大地震・インド洋大津波 プーケットのその後 2005.3.21 update

2月末、プーケットに行く用事があり、カタビーチのホテルに1泊してきた。プーケットに暮らす友人が迎えに来てくれ、被害を受けたビーチの様子などを見せてくれた。

驚いたのは、プーケット島で最も被害が大きかったというパトンビーチの眼を見張る回復ぶり。友人曰く、やる気のあるところは速攻で補修工事をして復旧が終わっているそうだ。確かに、某コーヒーチェーン店は何事もなかったようにきれいになっているが、その隣のファーストフード店はまだ壊れたまま。補修への取り組み方針によって大きく異なるよう。全壊して工事用のカバーがかかったままの有名ホテルも1つあったが、それ以外は、驚くほどきれいになっていた。

ビーチから数キロ先の道まで案内してもらった。「ここまで水が来たんだよ、ほら、ガラスが新しく入れられているでしょ。全部水が突き抜けていったんだって」とのこと。既にビーチからずいぶん離れたにもかかわらず、ここまできたのか、と思うと本当に恐ろしさが伝わってくる。それとともに、これだけの被害を受けたのに復旧に頑張る地元の人たちの努力に頭が下がる。ビーチの一角に、黄色い横断幕があり、「Tsunami Can’t Beat Us!!!」と書いてあった。なんだか涙が出そうになった。

カタビーチの宿泊先ホテルでは、海が見渡せるプールサイドも全く傷跡を感じさせず、ホテルに壊れた跡は見当たらなかった。各ビーチでは、日光浴をする欧米人の姿が目に付いた。壊滅的被害を受けたピピ島ですら、既に毎日観光船が出航しており、シュノーケルなどができるというのには心底驚いた。日本人観光客はピーク時の1/10だそうだけど、これだけ元気になったプーケットを見に、また訪れる人が増えるといいなと思った。

今回の訪問の目的である、津波関連の国際学会へ参加してきたが、1000名以上の参加者があり、大盛況だった。こういう類の学会開催も、プーケットの経済にいい影響を及ぼすだろう。被災地域それぞれに事情が違い、それぞれの援助の方法があると思うが、ことプーケットに関しては観光客として訪れることが一番の復興支援なのかな、と思えた旅だった。

画像上:カタビーチのリゾートホテルのプールからビーチをのぞむ。何事もなかったように静かなカタの海に足を踏み入れると、本当にあの出来事が信じられない。
画像下:1000名以上の参加があり、大盛況だった学会の開会式の様子。これだけの人がプーケットに訪れるだけでも何らかの効果があるだろう。


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