■スマトラ沖大地震・インド洋大津波 「がんばれプーケット」 2005.1.24 update

12月26日に、私の暮らすタイをはじめとする近隣諸国を襲った大津波は、一瞬にして全てを奪い去ってしまいました。何度も訪れたプーケットやピピ島、クラビの見慣れた場所の変わり果てた姿。私自身、12月30日から行く予定にしていただけに、全く他人事とは思えず、しばし呆然としてしまいました。無事だった友人もいて安堵したのも束の間、まさか、と思ったのに助からなかった友人もいて、私自身大変な衝撃を抱えた年末年始を過ごしました。

被災地の「被害の状況」は、既に各種メディアで取り上げられていますので、今回はあえて「復興に取り組む姿」をご紹介したいと思います。

プーケットはタイで一番大きな島で、「アンダマンの真珠」とも呼ばれる美しい島ですが、実はリゾート地は西側の浜辺だけに集中しています。今回、津波の被害があったのは、まさにこの西側だったので、ほとんど全てのプーケットのリゾートは被害を受けまました。

プーケットのリゾートに押し寄せる凄まじい津波の様子や、破壊されたパトンビーチなどの映像も沢山流されましたが、助かったプーケットの方々(日本人などの現地で働く外国人も含め)は自分の命が助かると、驚くほど早く被災者のボランティア活動に立ち上がったり、そのかたわらで、またプーケットに沢山の人たちが訪れてくれるよう、復興に乗り出したりしました。

プーケット島で一番被害の大きかったはずのパトンビーチでは、被災のショックも覚めやらぬ僅か4日後から営業を再開したバーもあったそうです。今ではゴミも片付けられ、お店も順次再開され、浜辺でビーチボールに興じる地元の人たちの姿なども見られるようになっているとのこと。「リゾート丸ごと流された」はずのカオラックですら、復興が進みつつあります。

津波が通ったアンダマン海のダイビングポイントを1つずつ、状況確認を続ける日本人ダイビングインストラクターの方もいます。海の中が破壊されているポイントもあるけれど、美しいサンゴと魚が今までどおり元気に残っているポイントも沢山残っているそうです。

もちろん、家が壊れ、避難生活を続ける地元の方も沢山いらっしゃいますし、カオラックやピピなど、被害がリゾートの全域に及んで復興に時間がかかる場所もあります。「こんなときに被災地に出かけるなんて不謹慎だ」という声もあるかもしれません。でも、あの美しくて、楽しい、Perfect Islandがまた戻ってくるためには、風評被害を乗り越えていく必要があります。「不謹慎じゃなくなった」頃には、観光産業は壊滅しているかもしれません。

折りしも、タイの観光省が1月17日、声明を発表し、地域は復興に向かっているとし、地域の復興を支えるためにも、また失業のリスクにある20万人の雇用者を助けるためにも、プーケットに遊びに来て欲しいと呼びかけています(バンコクポストの記事:「SOS to the world: Please visit」)。

復興に必要な支援や、家や家族を亡くした方への支援などは、もちろん今後とも続けていく必要があります。また、震源地に近いインドネシアのアチェ州など、人口の半分が亡くなったか行方不明という被災地では、今後もまだまだ復興に向けて沢山の人道支援が必要です。

でも、一方で復興に向けて頑張っている、そんなプーケットの姿ももっと伝えられていいのではないかと思います。大好きなプーケットが、プーケットの人たちが、また元気になってくれるよう、応援していきたいと思います。

頑張れ、プーケット!!


-文中の画像-
画像上:レンガ塀の修理に余念のない人、先週1月17日に撮影。
画像中:普段の色を取り戻した海。プーケット島パトンビーチで先週1月17日に撮影。
画像下:アンダマン海のシミラン諸島のダイビングポイント、「イーストオブエデン」の現在の様子。

画像左:被災直後の様子。
画像中:倒壊した、カオラックのホテル
画像右:ピピ島で1月3日に撮影、瓦礫の中に船底をみせたボートも。

画像左、中:パトンビーチのマーケットの様子。先週1月17日に撮影。
画像右:ボール遊びに興じるパトンビーチの人々。

※これらの画像はすべて、プーケットでダイビングインストラクターをなさっているPakoさんから提供いただきました。
http://pako.phuket.th.com/


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