■バンコク病院事情 2004.3.15 update

旅行先のタイでもし病気になったら・・・? 最近医療ミスのニュースが多い日本だけど、それでも普通は「ああ、日本の病院で診察を受けられたら!」なんて思うかもしれない。が、実際のところ、タイはかなりの医療先進国。海外で学位を取った医師が多く、日本留学帰りの先生も沢山いる。

タイでは、ハイソな人々と一般人の間がかなりはっきり分かれていることもあって、病院も、ハイソな人々が行く病院と一般人が行く病院は全く別物。その区分はだいたい「私立病院」と「国立病院」で、私立=ハイソ用、国立=一般人用。日本からの旅行者・駐在員等、外国人は普通、私立病院へ行く。

私は国立病院には行ったことがないので、これが一般的なものなのか確たる証拠がないけれど、タイ人の旦那さんがいて、知り合いのお見舞いに行ったことがある地方在住の友人曰く、「院内感染?ナニソレ?みたいなかんじで、6人ベッドの部屋に患者が詰め込まれてるんだけど、あっちでは息を引き取りそうな人が、あっちでは事故に遭った人が・・・ってかなり悲惨だった」そうだが、私立病院はそれとは無縁な天上の世界。

入り口を入ると、「ここは高級ホテル?、それとも高級オフィスビル?」とみまがう美しいロビー。無料通訳ブースがあり、もちろんタイ語=日本語の通訳も常駐。どこへ行ったらいいんだろう?と一瞬うろうろしようものなら、お洒落な制服に身を包んだ係員の女性がささっと歩み寄り、「今日はどうされました?」。

診察までの間もとってもスムーズ。もちろん、衛生面は120%クリア。んで、お支払いは?というと、海外旅行傷害保険の証書を見せると、保険会社への請求手続きは全て病院が代行してくれるので、普通はタダ。何度か日本で外国人を病院に連れて行ったこともあるけど、たいがい英語で説明することすら嫌がられたり、保険手続き代行なんて普通はありえないから、薬の袋とか診察券とかを取っておいて保険会社にあとで請求するのが普通で、とっても手間がかかる。タイでは、少なくともバンコクの私立病院では、超スム〜ズなのだ。

一度知人が入院したときは、10畳くらいの個室に、冷蔵庫・電話がつき、丁度体を起こした角度にテレビがあってNHKも見れるっつ〜至れり尽くせりぶり。何故か病棟の部屋にマックやトンカツとかを出前できるのは、「???」だったけど・・・。また、心臓発作を起こしたときに丁度家のすぐそばが私立病院で、バイパス手術をすぐしてもらえたので一命を取り留めた(日本だったらこうは行かなかったと思う)、という人もいた(今はすごく元気そう)。

これだけ快適とあって、最近は、健康診断や長期療養と旅行を組合わせたタイ行きツアーも人気というのもうなずける。タイへお出かけの際は、海外旅行傷害保険への加入と、保険証書の携帯をお忘れなく〜!

画像上:とある私立病院の健康診断センターの中にあるカフェ。無料朝食券が付いてきて、食事抜きで受けなくてはいけない検査が終わったら、ここで朝食を取れる。
画像中:同じく私立病院の廊下。花の写真が飾られて一瞬どこかと思ってしまう。トイレにも、花びらが浮かべられた器が置かれ、生け花が飾られていたりする。
画像下:何故か、病院内の建物と建物の間に市場が出ていた。この辺りがタイっぽい。

【短信】2月までがタイの「冬」、3月から夏が始まります。タイも急に暑くなってきました。今日は久しぶりのスコールも降ったところです。これからが、マンゴーの美味しい季節です!


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