| ■冬用コート販売開始! |
2003.10.13 update |
|
10月中旬になるとようやく長かった雨季も終わり、2月くらいまでの間さわやかな乾季が訪れる。気温は一番寒いときでもゴールデンウィーク頃の気候。日本だったら「初夏」ってくらいで夏服に衣替えするくらいの気温だ。それまで毎日スコールが降っていたのが嘘のようにぴったり止み、スコーンと抜けた空が毎日広がるこの季節は、旅行のベストシーズンでもあり、リゾート地のホテル代は軒並み2倍以上に跳ね上がる。
しかしここではそんなさわやかな気候の中、コート、マフラー、セーター、ブーツなどを一斉に売り始める。外気30度の今、デパートの中で首に毛皮がついたコートやら、毛糸のマフラーなんかを見るとどっと汗が吹き出る気分である。ほんの少しの涼しい間、こういうのを着ていつものようにクーラーの中に居るのが「ちょっとオシャレ」なのらしいが、どう考えてもセーターくらいが関の山で、マフラーやコートがタイ国内で必要なシチュエーションは浮かばない。北半球が冬の時期、海外に行く人用ってことも考えられるけど、そうそう需要が大きいとも思えない。
でも、タイ人が外の寒さに極端に弱いのは事実で、一番気温が下がる2月頃に、チェンライなど北部の高地へ行く場合は、ある程度の武装は必要なのかもしれない。私のタイ人の同僚も、部屋の中をキンキンに寒くするのが好きなくせに、外気は「25度を下回ったら寒い」と言い、この時期毛糸のベストを着たりする。
日本に留学していた知り合いのタイ人の聞かせてくれたエピソード。新潟でタイ語=日本語の通訳のバイトをしていたら、タイ人のお偉いさんが来て、「日本は寒い、寒い!」と騒いでいたそう。しかし、貸切バスに乗り込んだとたん、「ちょっと、なんでこのバスにはクーラーがついてないの?」と。偉い人なので仕方なく、真冬の新潟でクーラーをつけてバスを走らせたそうだ。これはタイに限ったことではないが、この辺りの国の人にとってクーラーがきいた部屋は一種のステータスのようである。
画像上:文中で触れたフェークファー付きコート
画像中、下:ショッピングセンターの店内
|