■タイと象 2003.7.14 update

タイのシンボルといえば象、というわけで、第1回目はタイの象事情についてお届けします。昔は、偉い将軍は馬ではなく象に乗って戦争していたお国柄、象との関係は切っても切れないよう。今でも、白い象が生まれると、王様に献上しないといけないという決まりがあるほどです。

バンコクに住み始めた当初のとある日、うちの近所で「パオーン」という泣き声が。なんと、象!! バナナを持っているオジサンと一緒に居る。思わずバナナを一房買い、象さんに食べさせてあげる。

主人曰く、「今日の象は小さいね〜」。それもそのはず、繁華街では見上げるほどの大きさの象がどーんとかまえていることもしばしば。ここは象が普通に歩く街なのだ(象は、10月〜2月の乾季にだけ現れるので、今の時期は残念ながら目撃することはできません)。

古都アユタヤなどの観光地では季節に関係なく、象に乗れるサービスがある。中でも異色なのは、象を使える少数民族、カレン族の村。北部の町チェンライから小さいボートで1時間半ほどです。同じような風景が続き、まだかまだか、と思っていると左手に象が「うじゃうじゃ」いる村が見えてくる。50メートルほどの長さの小さなメインストリートは、観光客を乗せた象の渋滞が起きる程!

その他、バンコクから車で2時間ちょっとのカンチャナブリ(映画「戦場にかける橋」の舞台となった場所)では、象に乗って河を横断したり、丘を登ったりできるサービスもあり、なんだか冒険家になったみたいで楽しいですよ。

さて、こんな具合で象がすっかり日常に溶け込んでいるタイでは、お土産物屋に行けば象柄のネクタイや下着、象のぬいぐるみ、象の形のチョコレート…とまさに象のオンパレード。それでも、「何もこんなものまで…」というのがバンコクドンムアン国際空港から市内へ向かう途中に見えるビルである。

タイには物好きな金持ちがいるもんだと感心する。牙も眼も耳もある「象さんビル」、なんでもオフィスビルらしいが、象の形にするために足と足の間、更に足と鼻の間が完全にデッドスペースになっている。ここに部屋を作れば何平米のスペースができただろう。空港から高速道路に乗ったら、左側に注目しているときっと見つかります。

画像上:子象にバナナを与える筆者
画像中:少数民族・カレン族の村
画像下:「象さん」ビルの全景


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