■愛国心 2002.11.18 update

タイでは朝8時と夕方6時に国歌が流れます。テレビでは全てのチャンネルで。学校でも駅でも流れます。国歌が聞こえたら、みんなその場に立ち止まらなければなりません。立てるようになった赤ちゃんなら、国歌が終わるまでその場に立たせて、愛国心を叩き込みます。

映画館で映画が始まる前に王様の曲が流れるので、みんな立たなければなりません。客が5人ぐらいしかいない時でも、みんな立っていました。コンサートやショーも例外ではありません。以前、アメリカからデビット・カッパーフィールドがマジックショーで来た時も、王様の曲が流れていました。

僕が子供の頃、聖徳太子の目の所でお札を折ると笑い顔になる、と言うのが流行りましたが、タイでそれをやったら、大ヒンシュクでした。タイのお札には王様が描かれているので、王様を侮辱することになるからです。

タイ人の家には必ず王様の写真か絵が飾ってあります。人気があるのはラマ5世とラマ9世。5世は坂上二郎みたいな顔をしています…あっ、こんなこと書いたらまずいかな…9世は現在の王様で、絶大な人気を誇っています。

王様の写真が載っているカレンダーをよく見かけるのですが、使い終わったカレンダーを捨ててもいいものか迷います。ゴミ箱に捨てたのがタイ人に見つかったら、また大ヒンシュクだし、かといって永久に取っておくわけにもいかず…タイ人がどうしているか見てみると、新聞とかの間に入れて、ばれないように捨てていました。

王様の誕生日は12月5日。この日はもちろん祝日です。王宮前広場で式典があり、大勢のタイ人が集まって、お祝いします。私も行ったことがあるのですが、「もうすぐ王様がこの前を通る」と言うので、まだかまだかと1時間ぐらい待たされたあげく、気が付いた時には王様は舞台でスピーチをしていました。王様に騙されました…あっ、これもまずいか。

画像:現在の王様「ラマ9世」


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