■総統の直接選挙 2004.4.19 update

なんかのお祭り? 観光客が祭りと勘違いするほどお祭りムードがいっぱいの選挙運動は、候補者の旗が沢山取り付けられられたタクシーや、路線バスも候補者の広告で派手に飾られ、ビルの壁には巨大な候補者のポスターが垂れ、乗用車やバイクもいずれかの候補者のステッカーを貼ったり、また候補者のキャラクターグッズを買って身に付ける人達など。

この選挙グッズの特色の一つ、キャラクターグッズは、候補者をアピールする作戦で、政治に無関心な人にも選挙に関心を持ってもらおうという事ですが、民進党の現総統「陳水扁」の場合、帽子や陳氏の人形、Tシャツ、ネクタイ、バッグ等なんと80種類以上も用意されたのです。

とにかく選挙に対する盛り上がり方は世界中でも一番派手じゃないかなと思う台湾の総統選挙の立候補者は、民主進歩党の現総統「陳水扁」と国民党の主席「連戦」の二名でした。

この選挙活動は投票日の一年ぐらい前から行われ、選挙日の3月20日の前日まで各地で熱い選挙活動が行われていました。そして投票日前日の3月19日午後1時45分に、台湾史上初めて総統と副総統が選挙遊説中に銃弾で撃たれる事件が起きました。

民主進歩党の陳水扁総統と呂副総統は台湾南部の台南市内を選挙カーで遊説中に、陳水扁総統は下腹部を銃撃され呂秀蓮副総統は右ひざを撃たれましたが、両氏ともに生命の危険はなく、20日の投票も予定通り決行されたのです。

即日開票され、陳水扁総統は国民党主席連戦を3万票以下の僅差で破りましたが、連戦主席はその夜、「前日の陳総統に対する銃撃事件の真相が解明されず、不公平だ。選挙の無効を訴える」と宣言し、選挙の無効を求めて台北市内の選対本部で座り込みを始めたのです。また、抗議集会も連日行われ、一番盛大に行われたのは3月27日の台北市国民党本部前での抗議集会で、なんと50万人もの人が集まり、周辺の道路はもちろん封鎖され交通も乱れていました。

連主席は、政権側から納得の行く回答が出るまでは毎日抗議行動を続けると言い、それは陳総統の2期目の就任式が開かれる5月20日まで続くという事です。しかし、国民党本部前で集会を行うと交通に支障が起きるという事で、抗議集会場所を隣接の「中正記念堂」という観光場所の一つに移動したので、今、台湾に旅行にいらっしゃると抗議集会を目にすることもありますよ。

関係資料
陳水偏 民主進歩党日本語ホームページ:http://www.dpp.org.tw/
連戦 国民党ホームページ(中国語・BIG5):http://www.kmt.org.tw/




画像右上:陳水扁グッズ
画像左上:陳現総統当選確実の発表後の、総督府前。
画像右下:当選発表後総督府と国民党本部の間にある門に、抗議団体が集まってくる様子。
画像左下:抗議デモの様子。横断幕には、「直ぐに投票用紙の検査要請する」旨が書かれている。


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