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異国の地で住む所を探すのって難しいし、言葉のコミュニケーションが取れないから、もしかして騙される事もあったり・・・どうやって住む所を見付けているんだろうって思った事はありませんか?今から、私の初めての部屋探し談をお話したいと思います。
台湾にも不動産屋はありますが、不動産屋を利用しなくても部屋を探すことが出来ます。まず街角に掲示板があり、そこに家を貸したい人(大家さん)が貸し出し物件の内容を紙に書いて貼り付けます。家を探している人がその貼り紙を見て、書いてある連絡先に電話をして部屋を見に行き交渉、早ければその場その時から部屋に住む事も出来ます。
ねっ、簡単でしょう?直接交渉しているので不動産仲介料も必要ないし、敷金は1ヶ月から3ヶ月分必要だけれども、部屋を出る時に返金してくれるので、利息の付かない貯金という感じ。部屋には予め家具が付いている場合が多く、改めて家具を揃える事が少ないのは便利です。また部屋によっては電話線も確保されていたり、インターネットの環境が整っている場合もあります。
さて私の場合は、中国語を一言も知らずに台湾に来ていた為に、部屋探しの第一歩から難航し、先ず貼り紙を見ても何が書いてあるかサッパリ分からん。漢字の国なので漢字は読めても意味はなんだろう〜って感じ。でもとりあえず部屋を見ないことにはこの貼り紙に書いてある意味も分からないと思い、掲示板に貼ってある中で、部屋の値段と思われる内容が書いてある物件の連絡先に電話をかけてみる事にしてみました。
電話で何を言うかは予め調べて紙に書き、何度も言う言葉の練習もしたけれども、いざ電話が繋がると緊張のあまり紙に書いた言葉も棒読みで自分でも何を話しているのか分からないし、相手の言葉も何を言っているか分からない。「やばいぞ・・・えっと、えっと・・・」とかなり焦っていたのですが、電話口からは「日本人?ちょっとまって」と。そうすると日本語が話せる人が電話口に出てきました。そう、台湾は日本が統治していた時代があるので、65歳以上の方はだいたい日本語が分かるのです。日本語を話す人が電話口に出てくれたので私はほっとし、今から部屋を見たい旨を伝え、その足で張り紙に書いてあった住所へ向かいました。
台北市内は住所が分かれば場所は探し易いので、道に迷う事もなく目的地に着き、インターホンを押すと「6階まで上がって」と日本語で言われ、6階まで階段で上がったらそこは屋上だった。その屋上には仮設に作られたような部屋らしきものがコの字型に並び、コの字型の真ん中には洗濯機が置いてあるという状態。
「なぜ屋上にわざわざ建ててるの・・・?」と思ったけれども、そんな事よりも部屋を見なくては話が進まないと思い、その内の一部屋を見せてもらったら、5畳ほどの広さにシングルベットが一つだけ。部屋の壁を叩いて見るとベニヤ板を叩いているような軽さで、隣の部屋とは筒抜けに音が漏れそう。壁は色んな物を貼って剥がした後が黄ばんで汚く残っている。床はタイル張りだけれどちょっと剥がれ掛けている事を大家さんに指摘すると、家具を置いて隠せばいいと言う。キッチンはなくても台湾ではちょっと外を歩けば屋台はあるし、食べる事に不自由しないからキッチンは必要ないと大家さんは言う。
「ちょっと汚いなぁ・・・ご飯作れないし、クーラーがない!暑そうー、いや絶対暑い!」なんって考えながら、トイレとシャワー室は外にあると言うので見に行けば、それぞれ2つで、10人で共同使用すると言う。お世辞にも清潔なトイレではなく、便座カバーが壊れている。シャワー室の水の出は弱く、隅にはゴキブリの死骸がころがっているし・・・。
「これが一般的な部屋なのかなぁ・・・」と思いつつ、「でも、この部屋で6500元(日本円で約23000円)は高いのでは・・」なんって考えながら窓を開けると、隣のビルの壁が直ぐ目の前で風も通らない感じ。でも大家さんのお母さんという日本語を話す人が、一生懸命に「学校から近いでしょ、買い物近いよ、地下鉄乗れるよ」と便利さを述べてくるけれども、はっきり言えば汚い物件だったから、クーラーが付いていない事を理由に丁重にお断りをした。
こんなに汚い物件ばっかりなのか・・・?いやっ、まだ一軒目の物件だし他にも見れば良い物件があるかも、次に期待しようと思った。でも次に見た物件もやはり汚い!また次の物件も汚い!数件見ていく内に、住める汚さと住めない汚さがどういうものか自分の考えの中で線が引かれていた。聞くところによると、出る時は掃除をしないし、清掃代金も取られないそう、だーかーらこんなにホコリがあるのか・・・・・。
結果、私の家探しは、見た物件16軒の中で妥協すれば住めると感じたのが一軒。初めは其処に住んで、また別の物件を探すことにしました。
画像上:賃貸物件が書かれた、街角の貼り紙
画像下:ちょっと清潔な部屋
【短信】台北では今が師走。新年に向かっての買い物や、大掃除や、街を歩くとまさに日本の師走風景です。旧暦で祝うお正月にすっかり慣れた私もすっかり年末気分で大掃除をしています。(1/11)
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