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「中国茶を飲んでSARS抗体力を高めよう!」、これはお茶屋さんの店先に貼ってあった広告のキャッチコピーです。他にも漢方薬屋さんが同じように「免疫力を高めてSARSに感染しないようにしようー!」といったコピーを見かけるのですが、これらが意味するのは不調になってから薬に頼るのでは無く、普段の生活の中で不調を起こさないように予防する「養生」と言います。
台湾人は人に出会った時に、「こんにちは」と言わず「ご飯食べましたか?」と聞くのが普通。それがこの「養生」と大いに関係するわけは、食事は健康を維持していく上で一番大切な柱で、毎日飲み食いする物は薬に匹敵するという考え方が有るそうです。そうはいっても、実際には三度の食事を規則正しく続けるのは現代人にはなかなか大変、、、でも台湾には漢方薬のルーツとも言われるお茶が名産品!そこで台湾の人はいつでもお手軽に中国茶を飲み、医食同源ならぬ医茶同源を勤めているようです。
台湾独特のウーロン茶と言えば「東方美人」。ヨーロッパなどでは「オリエンタルビューティー」と呼ばれ、発酵度が高く紅茶に近い味でハチミツのような甘くてフルーティーな香りがします。「東方美人」は手足が冷えやすい人や何となくだるい人、抜け毛や白髪が多い人に最適で、同じような効能で他には鉄観音茶や台湾ジャスミン茶・プーアール茶等が好まれています。
凍頂ウーロン茶も台湾を代表する銘茶。凍頂山一帯で作られるからという意味の茶で、味・香り・コクのバランスが見事に調和しまろやかで飲みやすく誰でもお気に入りのお茶になります。凍頂ウーロン茶は体に溜まった余分な水を排出し、胃腸を丈夫にし頭痛・肌荒れに効果が有ると言われています。便秘しやすい人や不眠がちだったり眠りが浅い事が多い人・疲れると顔色が青くなる人には、白牡丹茶や龍井茶・大陸ジャスミン茶がお勧め。
台湾ジャスミン茶と大陸ジャスミン茶の違いは、ベースとなる茶葉が違って、台湾産はウーロン茶にジャスミンの花を混ぜた物で、大陸産は不発酵茶にジャスミンの香りを移した物になり、味わいも全然違います。
とくに最近の台湾OL達で一番流行っているのが花茶。一番人気は菊花茶で、イライラや吹き出物に効き、目の疲れや乾きにも効果が有り、そしてノンカフェインなので眠る前にも飲める事が出来ます。カモミールにも似た味わいでほのかに甘い匂いが気分も落ち着かせてくれます。
そしてバラ茶も大人気で、血の巡りが良くなり自律神経にやさしく働きかけ色んな不調に効果的、と働く女性に大人気です。皆のデスクの上には必ず大きなマグカップが有って、カップの中には自分の不調を防ぐ為に用意された茶葉が入っています。
SARSの状況はだんだんと感染の広がりが衰え、いつもの熱い台湾の匂いがぷんぷんとする今日この頃です。
画像上:プーアール茶
画像中:大陸ジャスミン茶。手前は、お湯を入れて葉が開いたところ
画像下:左奥がキンモクセイ茶、右奥が菊花茶、手前はバラ茶
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