■台湾の宝くじ 2003.3.17 update

火曜日と金曜日は「楽透彩」という宝くじ抽選日で、「楽透彩」は1から42までの数字の中から好きな数字を6つ選ぶという日本でいえばロト6にみたいな宝くじです。「楽透彩」は、発売からまだ一年しか経っていないけれども不況の今、一攫千金を狙う台湾国民のお金の神様的存在で「楽透彩」攻略法というテレビ番組も放送されています。

一回NT$50(約180円)で、この値段はお弁当一個が買えるぐらいに相当し、少し高い気もするけれども発売以来毎回大人気で、良く当たる売り場にはやはり長蛇の列。そしてこの宝くじを発行しているのは1996年に民間化された台湾銀行で、番号を選ぶ「楽透彩」の他にその場で当りが分るスクラッチ式宝くじ「吉時楽」や、国の祭日に合わせて年6回限定発行する「對對楽」も図柄がきれいな宝くじなので記念に買う人も居ます。また、宝くじの営業報告書もホームページで紹介されています。「楽透彩」を売るお店は売上を上げる為に、5枚買うと1枚プレゼントなどの策も考えたりと買う側も抽選前から気分よく買えたりします。

この台湾銀行が発行する宝くじ以外に、台湾には自分がお金を出して宝くじを買わなくても、自分から希望しなくても、知らず知らずに宝くじを持っている事が有ります。それは国の財政部税務署が発行するレシート宝くじ。先ず買い物をしてレシートを貰います。コンビニエンス・ストアで小額の物を買ってもデパートで高額商品を買っても同じ形のレシートで、そのレシートの上の方に通し番号が付いています。これを捨てずに取っておき、奇数月の25日、新聞かホームページ上で当選番号を確認します。下3桁からの当選ですが、6等のNT$200に始まり特等はNT$200万(約740万円)!「楽透彩」ほど高額では無いものの普通に買い物をしてもらうレシートが宝くじになるのでとても魅力的です。

なぜレシート宝くじを発行しているかというと、財政部税務署が脱税対策として考えたユニークな案なのです。普通のレシートだと消費者はゴミになるレシートを貰わない人が多く、その為商店も脱税をし易くなる。消費者がレシートをきちんと持ち帰る為には、通し番号が入った専用レシートで更にその番号で二ヶ月に一度の抽選に参加でき現金が当たるとなれば、必ずレシートを受け取り持ち帰るだろうという事です。でも一日に台湾中の何人の人が買い物をし、レシートを持ち帰っているかと考えると、レシート宝くじの当選確率は極めて低い・・・そのせいも有って「楽透彩」はとどまる事を知らず売れているのです

画像右上:楽透彩
画像左:吉時楽
画像右下:レシート宝くじ


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