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メキシコ人の女流画家フリーダ・カーロの生誕100年祭という訳で、今年はフリーダ関連のイベントが、メキシコで目白押し。キューバなどの外国でもイベントがあったり、エアー・フランスなどの外国の飛行機会社も、メキシコ線で機内食としてフリーダ食を出したり(フリーダ食ってどんなの?)、機内でフリーダの映画を上映したりと、いろいろあるらしい。
生前は、それほど騒がれたり、有名であった訳ではないが(画家は死後の方が有名になる人が多いか?)、映画が何本か作られ、その生涯が世間に知られたと言う事も相乗効果になってか、今、その身体苦悩の人生、その恋、愛、生き方に興味をもたれ、人気は上昇。また、上昇気流に乗っかって、その彼女の作品は、自分の苦悩、痛み、愛などを自画像の形で描いたものであるが、世界市場でも上昇、うなぎ上りらしい。きっと、天国のフリーダ自身がその人気と自分の作品の値上がりにビックリしている事だろう。
メキシコの美術館に所蔵されているものだけでなく、世界の個人所蔵作品までも一堂に集め(日本の名古屋市美術館所蔵の「骸骨の面をつけた少女」の作品も来ています)、その生涯の作品、彼女の写真、手紙などの多くの資料が、350点以上、今、メキシコシティーの国立芸術院で、公開展示されている。多分、この展覧会は、もちろん過去最大の作品を集めたものであるが、将来的にも、これだけ集める事は不可能だろうと思われる。
そんな訳で6月中旬から始まった展覧会(8月19日迄)、これがすごい。毎日、毎日(特に日曜日は、メキシコ人は入場料が無料になる事もあって)、長い長い行列になり、兎に角、彼女の絵の前にたどり着くまでに、(運にもよるが)待ち時間は数十分、日曜日には何時間?と言う事になる。ようやく作品の前にたどり着いても、人、人の肩越しにやっと見て、じっくり鑑賞したいなんって、思ってると、後から来る人に押しのけられる羽目に。
また、今、新聞、テレビ、劇などでもフリーダ関係ニュースや番組が、目白押し。ますます、人気に拍車がかかるってもんだ。そのひとつが、フリーダが生まれ、育ち、そして生涯を終えた家「青い家」がフリーダ博物館になっているが、そこの密閉されていた部屋が開かれ、その中に詰まっていたフリーダの未公開の作品、私物、資料が、彼女の誕生日に、つまり7月6日から公開されている(9月末迄)。
これは、彼女の夫である壁画家ディエゴ・レベラが自分の死後15年は開かないようにと遺言していたものを、その友人でパトロンであったドローレス・オルメドが自分が死ぬまでは公開しないとして、数年前から専門家に整理させ、今回のフリーダ生誕100年のその誕生日に公開されたもの。
彼女の恋人といわれた人からの手紙や、彼女の写真、本の1ページに殴り書きで描かれたデッサンetc。その資料は、破ぶれた使用済み封筒に、絵のアイディアのデッサンが描かれたものなど、多分、彼女がこんな有名人になっていなかったら、ごみ箱に捨てられたであろうものまで。これらの莫大な資料によって、今までの伝記を書き換えなければ、と伝記を書いた人が言ったり。。。。
メキシコシティー政府もフリーダ・マニアに加担して、7月から、フリーダ・バスを走らせたりして。 メキシコシティーを北から南に走るインスルヘンテス通りにメトロバスが走っているが、これの2台にデカデカとフリーダが描かれた派手派手バスを走らせている。フリーダに興味があって、メキシコシティーに近々いらっしゃる予定の人は、是非、この機会にフリーダ展覧会をお見逃しなく。ちょっと、人ごみに押されて、ちょっと大変だけどね。
画像上右:バス停に貼られているフリーダ展のポスター。地下鉄の駅、バス停などに数多く貼られている。
画像上左:国立芸術院の展覧会に並ぶ人、人、人。特に日曜日は、外に長い長い行列ができます。
画像下右:国立芸術院の中に入っても、二階の展覧会々場へとまだまだ人の列が続く。
画像下左:フリーダ・グッズも人気。
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□「青い家(フリーダ博物館)」
  青い色で塗られているので「青い家」と呼ばれる。現在、フリーダ博物館である。
画像中:「1929〜1954、フリーダとディエゴが住んだ」と書かれている。ディエゴ・リベラはフリーダの夫で、多くの壁画作品で知られる画家。
画像右:二階の部屋から庭を見た画像。体の不自由だったフリーダは、二階のベットから、この庭を眺めたのであろう。
【短信】日本も地震、水害と大変の様子ですね。メキシコも雨季で、崖崩れによる事故、また(メキシコシティーは地盤沈下の問題があると前に書きましたが、雨の影響もあるのでしょうか)20mもの物凄く深い亀裂が出来て、そこへ車ごと落ちて一人が亡くなったとか、ガスパイプラインの爆破とか、なんかいろいろあります。今日が無事であるという幸せを思わなければなのか?ですね。(7/22) |