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メキシコシティーの住人にとってのバケーションの過ごし方の一番の願いは、ビーチに行く、海に行くである。メキシコのゴールデンウィークは、サマナ・サンタ(イスター)の休みである。この時期、金の余裕がある人も、金がない人も(借金してまでも)、アカプルコのビーチへ。もっと余裕のある人は、外国人に混じって、カンクンの海へと、どっと出かける。
海への、ビーチへの憧れはあっても、全ての家族が、子供を連れて海に、ビーチに行けるわけではない。そこで、メキシコ市政府は、このイスターのゴールデンウィークから、人工ビーチを作って、オープン。お手軽人工ビーチというか、3日くらいで作ったんじゃあないかな? それは、オリンピックに使われた公立のスポーツセンターや、大きな公園、又、文化センターなどの場所を使って、ベラクルス州(メキシコ湾に面するメキシコ東部の州)の海から、何トンもの砂を運び入れ、ちょっと大き目かな?くらいの砂場を作り、その周りにビーチチェアやビーチパラソルを置き、即席にヤシの木を植え、プールがあるスポーツセンターなどはそれを海に見立て、プールがない文化センターや公園ではビニールプールを設置して、海だ! 3mくらいのビニールの海で、大の大人が喜び泳いでいるのには、ちょっと笑えたけど。
政府に批判的な、反対政党の議員の嘲笑に反して、大人気、大盛況で、毎日満員御礼、入場待ちに長い行列である。イスターのバケーションの休みの10日間で13万8,000人が、人工ビーチを楽しんだと。これは、もちろんお金の余裕のある家族のためのビーチではない。庶民の、海へ行く余裕のない家族のための人工ビーチである。入場料は、無料、利益追求のための私営のテーマパークや、ディズニーランドと違うから、食料持込可、アルコールは禁止というもの。
私は、住んでいる地区の文化センターに作られた人工ビーチに行ってみた。砂ビーチは、公園の砂遊び場のちょっと大き目。でも、そこで、子供が砂遊びをし、若者が、ビーチバレーボールをして遊んでいた。おじいさんが、ビーチパラソルの下のビーチチェアに寝そべっていた。ビニールの3mくらいの海で、子供達が、水につかって、奇声を上げていた。陽気な音楽が、ガンガン流れ、気分を盛り上げていた。食べ物や飲み物が、テントの下で、(地区の職員の臨時仕事なのか?)良心的な料金で売られていた。
そんな、小さな人工に作られたビーチで、それを楽しむ人をみて、メキシコの庶民は、自分たちの届く範囲内で、充分それを楽しむ事を知ってる人達だと思った。中にはビーチの思い出にと、砂場の砂をプラスチックの炭酸飲料水のビンに詰めて持ち帰る人があったと。。。。。
イスターのバケーションは終わったけれど、これから、夏の8月まで、土日だけオープンするとの事。今、無料であるが、市政府は維持費のために、最低料金の入場料を取る可能性があるとの事。まあ、借金してビーチに出かける事を考えたら、数ペソの入場料でビーチを楽しめるのは、悪くないかあ?! あのビニールの海では、溺れる事もないだろうし。。。。
画像説明文
画像右上:人工ビーチの様子。
画像左上:入場するのに、並んで順番待ちです。
画像中:人工砂浜で、楽しむ人々。
画像右下:人工ビーチにも食べ物屋も出ています。海産物はありませんでしたが。。。
画像左下:緊急の医療所。おまわりさんも警備で万全対策って所でしょうか。
【短信】メキシコは、今が一番暑い季節です。雨季の始まる前。雨が降り始めると、暑さを和らげてくるのでしょう。まだ、本格的雨季にはなっていませんが、時々雨が降ってくれるとほっとします。(4/25) |