|
「死者の日(11月1日、2日)」はメキシコのお盆のような日であると、以前、各国いまどき報告「死者の日」(2002年12月)にも書いた。メキシコの 「死者の日」は、ハローインと融合した文化になっているため、ハローイン風にかぼちゃのお化けも、骸骨と同様にたくさん現れる。
が、また、その「死者の日」が近づくと、普段はあまりないかぼちゃが、山のように、大きな大きな巨大かぼちゃが、市場、スーパーに現れる。「死者の日」のお供えに欠かせないのが、かぼちゃの黒砂糖煮のお菓子料理である。
かぼちゃもやっぱり、メキシコのメソアメリカ(*)文明が原産である。大きなかぼちゃは皮が硬く、砂糖煮のお菓子料理も皮の部分は食べられません。甘味もあまりないので、やっぱり黒砂糖をたっぷりいれて煮るのでしょうか。
日本でお馴染みのかぼちゃは、メキシコからも輸出されているらしいので、日本の方も、あるいはメキシコかぼちゃを意外と食べた事があるかもしれません。でもでも、残念な事に、メキシコ在住の私は、あの皮が柔らかくホクホクした甘いかぼちゃが、今のこの時期、約1ヶ月くらいしか手に入らないのですよ〜。
この時期は、あの巨大かぼちゃより、ずーと高い日本風かぼちゃを、巨大かぼちゃには目もくれず、巨大かぼちゃの陰に売られているそのかぼちゃを、必死で探し求め買い、この時期だけ、かぼちゃを堪能するのです。「なんで、日本へは輸出しているのに、メキシコ市場には、一年中現れないのよー」と嘆き恨みの一言をいいながら。
かぼちゃをスペイン語では、calabazaと言うが、一年中、calabazaというのは、野菜としてあります。それはズッキーニというやつです。ズッキーニもかぼちゃも同じ仲間です。かぼちゃはツルで伸びてゆきますが、ズッキーニは、私の知るのは、一般に、おくらのように実をつけます。花はまったくかぼちゃと同じ花です。スペイン語ではかぼちゃもズッキーニも calabazaと呼びます。
メキシコでは、あの巨大かぼちゃをはじめとする、かぼちゃは、「死者の日」のお供えのお菓子料理として使う以外は、普段、一年中使う事は、あまりないようですが、ズッキーニは、もっともポピュラーな野菜として、大昔からメキシコ人の食材です。そして、その花、かぼちゃの花も、スープに、ケサディージャなどのお料理にと大活躍の食材です。また、かぼちゃの種はおつまみになり、その種を磨り潰したものは、はやり、緑のモーレの料理の、キーポイントの食材で、メキシコ料理には欠かせない食材である。
今、この時期、私もおいしい日本風かぼちゃを楽しんでおります。
註(*):メキシコおよび中央アメリカ北西部
-文中の画像-
画像右上:市場にも、この時期は、大きなカボチャがたくさん売られています。
画像左上:ほとんどのカボチャは大きくは黄色いカボチャで皮が厚く甘味が少ないが、中には、日本風のカボチャも見つかる。値段は、大きなカボチャの4倍くらいするが。。。
画像右下:「死者の日」の祭壇にカボチャはカボチャのお菓子料理も飾られる。
画像左下:ズッキーニは、カボチャの仲間で、これは一年中、メキシコ料理の食材の野菜としてある。これをメキシコでは、カボチャと言う。
------------------------------------------------
  
画像左:かぼちゃの花も、メキシコ料理の食材。
画像中:カボチャの実の皮を剥いたものは、ピーナツなどと並ぶおつまみになります。
画像右:かぼちゃの実を潰して練ったもの。メキシコ料理に使われる大事な食材。
【短信】メキシコもアメリカと同じく、夏時間というのやっていまして、10月最後の日曜日、来週から、今度は冬時間です。この頃になると、やっぱり、日暮れが早くなり、やっぱり冬が近づいてるのか?の気分になります。夏、冬時間変更の時はちょっと注意しないと、間違えたら大変です。この方式をはじめてもう6年くらいになり、やっと定着した感じですね。(10/22)
|