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メキシコ旅行の土産は何か?と言うと、やっぱりメキシコの特産、メキシコ的な物と言う事になる訳だが、メキシコのお酒、テキーラとか、かの日本でも有名になったハバネロの唐辛子のソースだの、はては、トルティーヤは、どのくらい保存できるかしら?と買って、日本でタコスを作るとか。。。
メキシコのイメージそのままのソンブレロを大から小まで、買ったり、また、「メキシコ」名前入り、またメキシコ絵柄のTシャツを買ったりと、人それぞれ、お土産も、またそれぞれであろうが、メキシコのお土産と言うと、やはり、メキシコの民芸品と言われるものも、よい。
民芸とは、辞書によると、一般民衆の中から生まれ、郷土の生活を反映させて発達した工芸と。メキシコの民芸品は、その種類の豊富さ、それぞれの地方の村ごとに、独特の民芸品をもち、土地に根付き、その土地の人々の生活の糧となって、長い伝統の元に発展してきたものである。
地方には、先住民の血の濃い人達が多いわけであるが、もともとの先スペイン期の祖先の工芸が、植民地時代伝わったヨーロッパやアジアからの技術や文化と融合し進歩発展して、今のメキシコの民芸品を作ってきたといえる。
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画像上:メキシコと言えば、この大きなメキシカンハットを想像する人も多いようだ。これは、マリアッチの楽団の人が使ったりするが、一般の人が普段使うものではない。
画像下:椰子や蘇鉄など、その地の材料を使って作った籠。
  
そういう意味においても、特に民芸品の宝庫とよくいわれるのは、もともと先住民が多く住んでいた場所で、今なお、先住民の多い州である。チャパス州、オアハカ州、ゲレロ州、プエブラ州、ミチュワカン州などである。
その民芸品は、村の産業であり、生活の糧であり、伝統であり、母から娘に、父親から息子にと伝えられたものである。たとえば、ゲレロ州の漆器は、その地の香りのする木を材料として、漆の技術を植民地時代、外来の技術に学び、香りのする衣装箱や箱などを作った伝統である。
また、アマテ紙、これは、もともと、先スペイン期時代の古文書の紙として使われたものである。木の皮をどろどろにし、延ばし紙としたものであるが、プエブラの山の村人がこれをつくり、それに、ゲレロ州の村の人々が、一枚一枚絵を描いたものである。
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画像左:民芸品市場の様子。
画像中:ゲレロ州の漆器の箱など。昔は香りのする木の材料が豊富にあったようだが、残念なことに、今その木はなくなりつつあり、香りは人工でつけたりしているものが多いようだ。その模様や絵も大変細かく、ひとつひとつの線も手で描かれたもの。
画像右:アマテ紙。木の材料で作った昔の古文書にされた紙に絵が描かれたもの。絵のテーマが、村の生活の様子が描かれたり、鳥や花や蝶など、模様であったりする。
  
プエブラは、もともと先スペイン期の文化時代から、優れた陶芸の地であったが、植民地時代、ヨーロッパ、中国からの陶芸の技術が伝わり、プエブラのタラベラの陶芸として発達した。その絵付けは、実に、ひとつひとつ細かな線が描かれ、高温で焼かれた作品で独特の民芸であるといえる。
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画像左:プエブラのタラベラ陶器
画像中:現代は色もいろんな色を使い大変カラフル。この陶器の絵付けも大変の細かい作業である。
画像右:昔からの伝統的なものは、ほとんど青とわずかな黄色を使ったものが多い。これは何か中国の陶器を思わせる
  
メキシコのサラッペ、タペストリー、これも、ヨーロッパが羊を連れてきて、羊毛での機織として、そのモチーフも、メキシコの先住民時代のものから近代的なものまで、そして、だんだん科学染料に変わらざる得ないらしいが、もともと、いろんな自然染料で染めていた。
メキシコの先住民の人は特にその民族の衣装が、細かい刺繍のものから、織物まで、それが、すべて伝統的工芸と言うに値するものであると言える。
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画像左:サラッペという織物。色もカラフルのものや、ポンチョにするものは、割と地味な色使いのものまで。いろいろ。
画像中:タペストリーの織物。模様が、先スペイン期時代からのものもある。
画像右:民族衣装。各民族事に違った衣装であるが、普段用に、お祭り用にと、それぞれ、刺繍の凝った違った衣装である。
  
ここで取り上げたものは、メキシコの豊かな民芸品のほんの一部であるが、メキシコにいらっしゃったら、彩色豊かなメキシコの民芸品を是非楽しんでください。
お店などで買う時は値切っても、地方で製作者から直接買う時は、あまり値切らないで買ってやってくださいね。彼らの作品が大変な手間をかけた作品であるにもかかわらず、彼らの労賃がいかに少なく、それは彼らの質素な生活の糧である事も知っていただけたらと思います。
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画像左:オアハカ地方の黒陶。その土地の土を使って、独特の色の陶器を作っている。
画像中:アガベというテキーラの材料になる植物などの繊維を利用して作ったもの。
画像右:仮面。やしの実や、木の実や、木を使って作られた面。面をつけて祭りで踊ったりする。
【短信】まだまだ、残暑が厳しい日本でしょうか? 私の住むメキシコシティーは、温暖なのですが、地方によっては40℃を超える暑さのところもあります。前回の記事の大統領選挙は、まだ、大統領が決まらず、9%の票の数えなしをしたものも、まだ、裁判所の決定は出ていないのですが、今週中くらいにでるだろうとの事ですが、どっちにしても、すんなり収まるかは大変疑問視されています。(8/22)
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