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メキシコの大統領選挙が7月2日に行われた。だが、選挙結果は、右派PAN党(国家行動党)のカルデロン候補が、その差0.58の接戦で勝ったと出たが、まだ、はっきりと決定はなされていない。それはわずかの票数差で負けたとされた中道左派PRD党(民主革命党)のロペスオブラドールが、不服を申し立て裁判にも持ち込んだため、今、国を二つに分けた騒然とした戦いがまだ続いている。
メキシコは大統領制で、もちろん国民の直接選挙で、任期は6年と長く、大統領の再選は行われず、やはり、大統領いかんで、国がどう動いていくかという重大事である。
長い一党政治が2000年終わり、自分達の投票如何で、政治が変わる、あるいは今の政治が続くという意識が国民にでき、政治に少しなりとも、関心を持つ人は2000年以前に比べると増えていると思う。
だが、今回の大統領選挙は、接戦であると始めから言われていたためもあってか?今までの選挙以上に汚い選挙、汚い戦争と言うイメージを拭えない。メキシコの大統領選挙は、世界でももっとも金権選挙で多くのお金が、テレビ、ラジオ宣伝、町中にべたべた貼り付けらたビラ、壁のペンキ、その上、選挙集会のプレゼント、お昼のサンドイッチetc.etc.に使われる。
その上、今回はもっとも可能性の高い二政党の候補の、相手を貶し、ある事無い事嘘まで、テレビ、ラジオでバンバン流し、政治方針を語るより、相手蹴落し作戦、危険人物宣伝まで、長い選挙運動期間、そればっかりというまったく持って情けない選挙運動になった。
PANは政府ぐるみで、選挙運動期間以前から、もっとも、庶民人気のPRDのロペスオブラドール落としを、策略したりもあったが、それは、庶民の大ききな反対運動によって阻止されたと言うのあった。
金とメディアの汚い戦争選挙であった。現政権を握るPANと、PRDの戦いで右派と左派の戦いであるが、それは、まさに、国を、国民を真っ二つに分けた戦いであるといえるかもしれない。大まかに言ってみれば、メキシコの北部地区と南部地区の戦い、お金のある人と貧乏人の戦い、色の白い人と褐色の人との戦い、特権階級の人とそうでない人との戦い、企業と労働者の戦い、etc。
そして、今、票が少なく負けたとされたロペスオブラドールは、自分の政治権利剥奪を、策略された時、大衆に呼びかけ、それを阻止した時同様に、全国の大衆を動かしメキシコシティーの広場に7月16日集合して、選挙違反があったと言う事で、選挙裁判に訴え、票の数え直しを要求。
全国から集まった人々は110万以上と。さて、さて、どうなる事か?
-文中の画像-
画像右上・左上・右下:ロペスオブラドール候補を応援して、票の数えなおしを要求する人々。
画像左下:勝ったとされるカルデロン候補の選挙ビラ
 
画像左:今、町のあちこちに付けられている選挙違反抗議の垂れ幕。PINCHE FRAUDE NOと書かれている。選挙違反 NO。PINCHEというのは、大変愚劣な相手をけなす言葉。
画像中:ローカルの選挙会場。広場の中心にある音楽舞台が会場になっている。
画像右:投票をすると、数日消えないという印をつけられる。メキシコシティーでは投票をすすめるために、この印を見せるとレストランなどで10%引きにしてくれるという事をしていたが。
【短信】こちらメキシコは、地方によっては、もう、大変暑くなっているようですが、メキシコシティーは過ごしやすい気候です。(7/17)
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