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“メキシコシティー沈没!?”な〜んて題にすると、嘘って、すぐ、思われて信用なくすかぁ。メキシコシティーは、標高2,230メートルの高さにある。メキシコシティーの広さは1,479平方キロの盆地である。そこに、2,000万とも言われる人が住むという大都会。
この盆地は、スペイン人がメキシコにやって来る以前、この盆地から、その外にも広がる大きな、大きな湖であった。その昔の湖の広さは1,250 平方キロにも及ぶものであったと。
メキシコシティーの盆地は、3,000メートルから5,000メートル以上の山に囲まれているから、それは、ちょっとほんとうのところは分からないが、大きなカルデラ湖の様相であったといえるかもしれない。
1519年まで、その湖の中に水上都市のようなアステカ王国というインディオの文化が繁栄していた。だが、その栄華を極めた王国がスペインの征服により完全に破壊され、スペイン人達は、破壊したまさにピラミッドなどの建造物があったその同じ場所に、そのピラミッドの瓦礫をも使って、教会をはじめとするたくさんのヨーロッパ調の建造物を作り、スペイン風の町をつくっていった。
そして、長い年月のうちに人間の意思によって、湖をなくし、湖がなくなり、今の大都会メキシコシティーとなった。今現在、メキシコシティーの中心街、昔のアステカ王国の都があった場所は、世界遺産、コロニアル文化地区と言う16、17、18世紀の古い建造物が並ぶ場所である。それは、世界遺産の名に値する凝った彫刻などの施された石造りの古い建物が、現代人に過去の文化への郷愁と憧れを感じさせるだろう。
だが、昔の湖の盆地は、泥の大地で、地震に弱く、また、特にこの世界遺産となっている町の中心部は、地盤沈下に悩まされ、世界遺産の名誉を持つ建物は、その名誉故、壊されることは免れているが、ずぶずぶと地盤沈下を逃れられないでいる。それで、建物、道路の修復がなされているが、修復しても、地盤沈下がとまっていないのだから、ずぶずぶと沈下である。
地盤がゆるいだけの理由によるだけでなく、メキシコシティーはその人口に提供する水を得ることが必須の一大懸案であるが、その水の多くは地下水に頼らざるをえない。
先日も、ニュースで、水不足を補うため、新しい井戸が始動したと伝えていた。一方、この地下水くみ上げにより、つまり、大都会のメキシコシティーの人口に水を供給するのに、地下水の汲みすぎによって、場所によって、建物が傾き、建物の壁のみならず、大地に亀裂を生じさせているところがあると言う。
メキシコシティーは標高の高いところにあるから、世界の気候変化により、海水が上昇し低い地が海に没するという心配はしなくっていいけれど、昔、湖の中に浮かぶ島の都であった地は、干からびた水のない亀裂のできた沈下した地になってゆくか?????
ちょっと、大げさって??
-文中の画像-
画像上:昔の湖の中のアステカ王国の模型
画像中:植民地時代最大の教会、カテドラル教会は地盤沈下の最も大きな建物のひとつ。何十年と修復が続いているが、いつ終わるのか?
画像下:カテドラルの横、地面がゆがんでいる。
 
画像左:カテドラル教会の中心部につるされた傾きを計測するオモリ。もっとも大きなずれの時から、修復により、3分の1ほど元に戻っている。
画像中:国立劇場は、道よりずっと低くなっている。
画像右:古い教会の前庭は亀裂が走っている。やはり、道よりだいぶ下がっている。
  
画像左:コロニアル風の町並み
画像中:うーん、やっぱり傾いているかな?
画像右:地盤沈下した教会へ、道から橋がかけられ、教会へ入るようになっている。
【短信】メキシコの今、ワールドサッカーと大統領選挙で、なんか、騒々しいこの頃です。(6/20)
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