■メキシコの「母の日」は世界一かも?! 2006.6.6 update

5月の最大の行事は、なんってたって、「母の日」で〜す。日本は、5月の第二週の日曜日ですが、メキシコは5月10日。この日を祝う祭り騒ぎは、メキシコは世界でも、きっとトップクラスだろう。

「独立記念日」のような公休日ではないけれど、つまり仕事や学校がある日であるはずなのだが、この日を休日にしてしまう会社も多いし、そうでなくっても、半休の会社がほとんどであろう。学校も休みではないが、この日は学校で、「母の日」の行事を行い、次の5月15日が「教師の日」であるから、教師の日がお休みという事にしている。もちろん「教師の日」は、教師だけが休める日である。

「母の日」は、もう、何処のお店もレストランも一年で、クリスマスと並んでもっとも繁盛する日。そして、街は、どこもかしこも賑わい、車のラッシュ。ニュースによると、メキシコの外貨稼ぎのナンバー1とも2とも言われるのが、アメリカに出稼ぎに行ったメキシコ人が本国メキシコの家族に送金する外貨だそうだが、この「母の日」は、一年で一番送金が多いのだそうだ。アメリカンドリームでアメリカへ不法移民などで渡っていったメキシコ人も、苦労の労働賃金を、大切な愛する母へ!という想いだろう。

メキシコの母は、子供にもっとも愛されている人だ。実に半端じゃあない。それは、貧しい家庭が多いメキシコで、母は常に働き、子供を一生懸命育てるという母親を見て育ったからだろうか? メキシコの「父の日」と「母の日」を比べた時、その祭り騒ぎが実に雲泥の差。メキシコでマドレ、ママ、マミータ、マミーは実に絶対なのである。メキシコ人男性はマザコンが多いな〜んて事も、ちらちら聞かれるが。。。。

ところで歴史を紐解くと、「母の日」が最初に定められたのは、メキシコであったのだ。1910年メキシコ革命が起こったが、この革命の社会思想、運動を背景に1916年ユカタン地方で他の問題の議論とともに、特に教育の男女同権の議論が教師達を中心におこった。そして、それは過去においてはまったく問題にされた事のなかった女性解放運動として発展していった。そして、その女性解放運動の結果として1922年、5月10日を「母の日」にしようと言うエクセルシオの新聞の提案によって、直ちに他の多くの機関の賛同のもとにメキシコの国として「母の日」が定められた。

そんな訳で「母の日」は女性の教育の権利、女性解放運動に始まった訳であったのだ。そんな「母の日」をメキシコの人はみんなで祝う訳であるが、果たしてメキシコで、女性がその市民権を十分謳歌しているだろうか? もちろん、第一線で活躍する女性も多い。だが、ちょっと下層階級に目を向けたら、女性として虐げられているという社会問題が山積している。。。。。。

画像右上:学校で子供たちが作ったプレゼント。学校では「母の日」、子供たちの踊りなどのイベントが行われます。
画像左上:母に花のプレセント。企業のイベントで、町行く人に造花の花を無料で配っていた。花は赤いケシの花。メキシコでは「母の日」の花がカーネーションという決まりはありません。
画像右下:「母の日」、お母さんが天国にいる人はよくお墓参りに行き、お墓で、しばらくの間をおかあさんと過ごすという人も多い。
画像左下:「母の日」、町のあっちこっちに花売りが現れる。この日が一年で一番花がよく売れる日でもある。

【短信】6年に一度の大統領選挙が7月2日行われるため、もう、選挙一色っという感です。もう、大変な激戦というか? ただただ、選挙の不正がなく無事終わる事を願っているというところです。(5/24)


<<もどる