■世界水フォーラム in メキシコ 2006.4.4 update

メキシコシティーで第4回世界水フォーラムが3月16日〜22日開催された。日本からは、皇太子様、橋本元首相なども出席し、多くの関係者がチャータ機で日本からやって来、また、世界各国からの要人がメキシコに集まり、これから、ますます深刻な重大課題の水問題について議論された。

メキシコの高級ホテルの周りなど、厳重な警備で、レフォルマ通り、ポランコ地区など、20〜30メートルごとほどに警官が立ってる状態である。ホテルへ入るにも、荷物検査と。要人が集まる世界会議なのだから、当然なのであろうが。メキシコシティーの色んな場所、地下鉄、バス停などに、水ファーラムの宣伝。新聞記事も、何ページも割いて、水ファーラム記事、水課題記事が毎日載っていた。

そして、開催初日は、まるまる一日中、メキシコシティーの中心部、メインストリートのレフォルマ近辺は、やはり、どっとメキシコ国内、世界から集まった人々による抗議デモで、町は完全に麻痺状態となった。

抗議デモは、将来、いや今現在も、すでに不足し、世界の多くの人が、飲み水さえ、手にいれる事に不自由している。そういう中で、水の供給サービスを民営化するという事に反対する世界の環境団体、ONG、メキシコの先住民グループなどなどの抗議デモであった。

世界会議というといつも、何処でも、それに反対する人々がデモで警官隊と激しいぶつかり合いがあり、多くの怪我人や逮捕者もだすというのが、相場のようである。

今回は、メキシコ市政府が、表現の自由を認め、弾圧的処置はしないという方針で、前のカンクン、グアダラハラ世界会議のような色んな意味で問題を残した激しいぶつかり合いはなかった。

だが、厳重な警戒態勢にもかかわらず、19日には、デモがフォーラム会場まで、押し寄せ、手に手に、空のペトルボトルを持ち、コインをいれたそれを振り鳴らし、「水の私物化、民営化反対!」、「水は人間皆の基本的権利、商品ではない!」、「水は永遠に全ての人のもの!」と叫びフォーラムへの抗議デモが、続いた。

会議、公演会には、一般の人は参加できないが、会場には、各国の水関係の企業、団体が、展示会・エキスポを開き、それは、一般人も見学できたが、メール予約をしてあるか、また当日申し込みも、入場IDを作ってもらうのに、条件が企業身分証明などを必要とし、また、本日は学生はもうダメと、結構厳しいチェックで、希望しても許可されない人も多くあった。

世界イベントで、セキュリティーを厳しくせざるを得ないのかもしれないけれど、もっと、もっと、せっかくの展示会も、多くの一般の人が入れるという方針も必要なのではないか?

限りある命の水が全ての人に平等にゆきわたり、無駄にする事なく、また、水の汚染を全ての人が防ぐ努力をする事を、これからの水問題を、世界の全ての人が、自分の皆の深刻な問題として考えなければならないのではないかと、今回の水フォーラム関係記事を読みながら思った。

-文中の画像-
画像上:地下鉄の水フォーラムの広告
画像中:水展示会の様子
画像下:工場水汚染の洗浄システムの模型の説明

画像左:子供もパソコンで、水について学んでいる。
画像中:日本のパビリオン
画像右:日本の展示会場で、お茶のデモンストレーションが人気。

【短信】昨日(3/20)は、ワールド・クラシック・ベースボール決勝戦、日本-キューバ戦をテレビで観戦して、日本勝利に感激してしまいました。日本を優勝へと導いたものに、メキシコチームが多大なかかわりをしたって事(*)もメキシコに住む者として、とっても、嬉しい事でした。

(*):日本は韓国に敗れ、2次リーグ・プール1の通算成績は1勝2敗、準決勝進出は厳しい状況となった(翌日のアメリカ・メキシコ戦で、メキシコが2点以上取って勝つことが絶対条件)。そして大方の予想を覆し、メキシコが2対1でアメリカを破る。韓国を除く3ヵ国が1勝2敗で並んだが、失点率の差で日本の準決勝進出が決まった(ワールドバザール21事務局)。


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