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メキシコシティーは、普段も、色んな要求をして、多くのデモがある事は、前にも書いた。デモをしたからと言って要求が通る事はほとんどない! だが、他に方法がないと思うと、やはりデモに訴えるという事になる訳であろう。
4月24日の日曜日、メキシコ史上最大の120万人(メキシコシティー保安局発表)のデモがあった。沈黙のデモというので、その120万もの人々は、大声を出すこともなく、ただ、プラカードを掲げ、旗をもち、垂幕を抱え、老人も若い人も子供も、貧しそうな人も、まあまあ、豊かそうな人も、田舎からやって来たらしい人も、都会人らしい人も、ただ、黙々と、メキシコシティーのメンイストリート、レフォルマ大通りを、ソカロ広場に向かってひたすら歩く。それは、メキシコの民主主義に危機を感じた多くの人々が、メキシコシティー市長の訴えに、答えての行動であった。
メキシコ市長、ロペス・オブラドールは、2006年の大統領選挙において一番人気候補になりうる人であるが、その彼の大統領出馬をできないようにしようと企てたのが、市長に対抗する他政党とメキシコ大統領と検察庁長官であった。そして、4月7日、堂々とこの企ては、国会を通り、desafuero(特権剥奪)により、いつ、市長が捕まえられるかという段階であった。
このニュースは、他国の新聞ニュースにもなり、これは、選挙前の選挙違反であり、メキシコデモクラシーの危機であると伝えられた。そして、多くの人々は、ロペス・オブラドール市長を支援するというだけでなく、民主主義を守るためにと行動した。一般の人々だけでなく、多くの文化人、芸術家、科学者も賛同した。それは、メキシコ史上最大のデモとなった。120万もの人々であったが、一つの暴動も、一人の怪我人も出す事のなく、人々はまったく、整然と行動したのだった。
そのデモがあった後も、大統領政府は、国はあくまでも、法律が優先されると、聞く耳を持たぬ風であったが、他国の新聞にも叩かれ、また、大統領が、オアハカ地方へ行った時、大統領歓迎者の中一人の若者が、「民主主義の反逆者!」というプラカードを堂々と、大統領に掲げていたのに、「なんで、私が反逆者なんだ?答えろ!」と言ったりした場面があった。若者は、ほとんどものを言わなかったが、プラカードは下げようとしなかった。
そして、4月27日、大統領は、国民放送で、検察長官を辞任させ、ロペス・オブラドール市長の権力越権行為違反事件見直しを認め、すべての人が選挙に出る権利があるとの声明をしたのだ。
画像右上:4月24日のデモの様子
画像左上:4月24日のデモの様子
画像中:デモ当日、フォックス大統領(左)とロペス市長(右)のマスクをしてパントマイムをする人。
画像左下:4月7日、市長の特権剥奪を審議する国会会議の日、ソカロ広場で市長の演説を聞く人々。
【短信】メキシコは、4月から、5月中旬〜末にかけて今が、一番暑い季節といえるかもしれません。ちょうど、本格的雨季が始まる前、毎日、とても暑いです。メキシコシティーは、まだ、28〜30℃くらいですが、地方は40℃になるところもあります。雨が降り始めると、暑さが少し和らぐので、もう、雨が欲しい気分です。(5/3)
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