■花畑 ソチミルコ、そしてチナンパの湖 2004.5.3 update

メキシコシティーの南東のはずれに、メキシコの世界遺産の一つにもなっているソチミルコという場所がある。ソチミルコというのは、原住民語で「花畑の場所」という意味である。その言葉どおり、ソチミルコは、メキシコシティーの花栽培の場所で、市民は、花や庭木を求めてソチミルコに出かけてゆく。ソチミルコには、幾つもの植木花市場がある。私も、1ヶ月に1回くらいは、友人とその時々の安い花を求めて、ソチミルコの花市場にゆくのが楽しみである。

また、メキシコ庶民は週末には公園などに出かけてゆくのが、休みの過ごし方と、前にも書いたが、ソチミルコの舟遊びに出かけてゆく人も多い。屋形船(と言えるかな?)に乗り、お昼ご飯や飲みものを持ち込んで、マリアッチやマリンバの音楽を聴きながら、時には、その音楽に合わせて小さな舟の中で、踊り、ドンチャカ舟遊びを楽しむ。

ソチミルコは細い運河のような水路が、長くあっちこっちに延びている、実にその長さ180キロメートルにも及ぶと言われる。実際に小舟でゆくところは、そのほんの一部であるが。水路の両側は、島で、アウェウエテ、又はトゥーレという木が生え、その後では、花栽培をしている。

もちろん、ここは、メキシコシティーの観光地でもある。ソチミルコは、昔、メキシコ盆地が大きな湖であったその最後の唯一残された名残の場所であるのだ。ソチミルコが何故世界遺産になったかというのは、それは、昔、先スペイン期の時代に、湖の水を利用して、人工の浮島で畑栽培やチナンパ栽培を行ったその名残を残す場所だという理由からである。今、花栽培をしている島は、浮島ではないが、花、木が栽培され、牛が放牧されたりと、ビルディングと車の喧噪の大都会メキシコシティーのはずれの田舎といった感じかな。

日曜日、ここは、実にたくさんの小舟が隙間がないほどに出て、賑わう。賑やかなメキシコらしいソチミルコ。そして、平日は、静かな舟遊びが出来ていいかなあ? 舟は船頭さんが、長い棒で湖の底をついて、舟を動かす。ゆったりと、のんびりと、時間が過ぎてゆくようだ。舟に乗っていると、ふっと爽やかな風が通りぬけてゆく。

画像左:ソチミルコの花市場
画像右:ソチミルコは、アイスクリーム屋さんでも有名。フルーツ味はもちろん、バラの味、キスの味(?)etc

画像左:舟はカラフルです。
画像右:舟乗り場の周りは、民芸品などを売る店や人々がいっぱい、大きなかごを買っている観光客。

画像左、右:Temlo Mayor博物館のチナンパ(浮島の畑)の模型。チナンパは、木の筏を組み、その上に湖の豊かな泥を乗せて作った。それは、雨季・乾季のあるメキシコの普通の土地では、1年に一回しかトウモロコシの栽培ができなかったのに比べて、1年に三回もの栽培を可能にした。アステカ時代、アステカの島の周りや、ソチミルコの湖で行われた栽培方法。

【短信】メキシコは、4月から5月中旬までの雨季が始まる前が、1年中で一番暑い季節と言えます。昼間は、メキシコ市も暑い日が続いています。日本はもうすぐ、ゴールデンウィークですね。メキシコはイースターのバケーションが終わり、次のバケーションは夏休みです。それまで、勉強に仕事に、頑張らなければ!です。(4/22)


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