| ■9月は雨季の雨、台風の雨、雨、雨 |
2003.10.6 update |
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雨は必要、だが、短時間に多すぎるのは困る。メキシコは、春夏秋冬の四季の違いより、雨季と乾季という季節の違いをはっきりと感じる。半年の乾季はまったく雨が降らずに、メキシコの大地は、砂漠となる。緑はなく、多くの農民は水がないために、トウモロコシも栽培できない。昔から、雨の神をもっとも重要な神として祭り続けてきたのは、メキシコの大地に栄えた古代メソアメリカ文明の人々であった。
雨季になると、砂漠のようなメキシコの大地も、緑豊かな美しい大地となる。農民は、この時期、一年分の食料を栽培する。だが、その雨季の雨もメキシコ市では、夕方から夜にかけて、一日数時間のどしゃぶり雨で道路が川となり、低い道路に水が溜まり、溢れ、40cmから100cmの洪水状態となる。車が泳ぐ状態となる。貧しい人々の家は流され、道路は寸断され、飛行場も水びたしで閉鎖になったりと、被害が出る事が多い。
今のメキシコ市のある場所には、昔、ヨーロッパ人がやってくる前、アステカ王国という国が栄えていた。そこは、大きな大きな湖であり、アステカ王国はその小さな島に都を作り栄えていたのである。昔のアステカの人々もけっこう洪水に悩まされたらしく、湖には堤防も築いたらしい。その大きな大きな湖は、今世界一と言われる人口をもつ大都市となり、湖は消えた。
どしゃぶりの雨水は道路から、下水道に流され、大都市メキシコ市から、排水されているのである。下水道の穴が土砂降り雨で、排水が間に合わない、その上、下水道の穴が、ゴミを道路に捨てる習慣のあるメキシコの人々のせいで、ゴミが詰まって、ますます、排水ができないで、道路が洪水状態になるのである。
メキシコも9月、10月は、台風の季節で、太平洋側、大西洋側と、毎年台風にも悩まされて大きな被害を出している。今年も大雨の台風で地方の人々は家を流され、畑の実りかけのトウモロコシも全滅と悲しいニュースが伝えられている。メキシコ市は、高い山に囲まれ、海からも遠く離れた内陸にあるため、台風による被害はほとんどないが、雨季の土砂降り雨には、悩まされている。
昔の人々は雨を願って、雨の神を祭ったが、同時に、神の怒りをかう事を、恐れ、神を祭った。雨の神を怒らせると、大雨を降らせ、洪水となる。9月、雨の神トラロックは、とってもお怒りのようです。
画像上:トラロックの雨の神(国立人類学博物館の前)。総重量168トンもあるというメソアメリカ文化最大の石像
画像下:雨が降ったあとの街
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