■究極のメキシコ料理、モーレ 2003.8.4 update

メキシコ料理は豊かといえると思う。そして、好みもあるが、美味しいと思う。一般的にメキシコの女性は、こまめに結構手の込んだメキシコ料理をつくる。そのメキシコ料理の究極のものは、なんと言っても、お祝い、パーティー料理でもあるモーレである。

メキシコ料理は、一般的に、スペインの侵略以前の先住民文化と、やって来たスペインなどのヨーロッパの文明との混合、メキシコ人と同じ混血料理であるといえる。モーレも先スペイン時代にその源の料理はあったのだ。

モーレというと、プエブラ、オアハカのモーレが特に有名である。プエブラのモーレというと、今は博物館になっているが、プエブラのサンタ・モニカ修道院で、植民地時代 修道院活動が活発だった時代、修道女達が、大変美食家であったという司教のために、研究に研究を重ねて作られたのが、プエブラのモーレといわれ、プエブラのモーレの発祥の地がサンタ・モニカ修道院というわけなのだそうだ。

モーレは、本来、大変手の込んだ料理で、たくさんの材料、香辛料を使って、時間をたっぷりかけて、モーレソースを作るというものであったが、今は、何処の家庭でも、スーパーや市場に山のようにして売っているモーレの元を買って来てコンソメ汁でといて、簡単に作るというのが、一般的である。

材料の種類をあげると、各種唐辛子(この種類は実に多い。好みで何種類かを組み合わせて使う)、トマト、アーモンド、ピーナッツ、胡桃、ゴマ、干しぶどう、チョコレート、パン、トルティージャ(トウモロコシの粉を薄く伸ばして焼いたもの)、玉葱、ニンニク、その他、胡椒、シナモン、砂糖、ラード、月桂樹の葉などなど。20種類以上もの材料、香辛料をすりつぶし小火で長い長い時間をかけて良く炒め、鶏肉の汁で伸ばし、どろっとしたソースにしたものである。

このソースを煮た鶏肉や七面鳥の肉の上にどろっりとかけ、いっしょに必ず、メキシカンピラフを盛り合わせる。これがメキシコの究極料理、モーレ料理である。この食べ方であるが、メキシカンピラフも、モーレソース、鶏肉とごちゃ混ぜにして、温かいトルティージャで食べるのである。

メキシコにいらしたら、お腹の元気な人、または、お腹の元気な時にお試しください。お腹の弱い人、お腹が元気でない時は、止めておいた方が無難かもしれません。それに、レストランによって、あたりはずれもあるかもしれません。初めて食べる人は、「なんだろう?この甘辛料理は?」って思うかもしれませんが、究極のメキシコ・モーレ料理は本当においしいのです。



画像右上:究極のメキシコ料理、モーレ
画像左上:モーレは土鍋で作ります。
画像右下:田舎などでは、パーティーの時必要な、大土鍋を軒下につるしてあったりします。
画像左下:市場でもモーレを売っています。ペースト状のもの、粉状のもの等、種類もいろいろ。


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