■Semana Santa(聖週間) 2003.5.7 update

メキシコはキリスト教、カトリックの国であるから、やはり、クリスマスと並んで、復活祭は重要な祭りの日である。メキシコ人は熱心なカトリックの信者多く、教会に行きキリストの復活を祝う人ももちろん多い。しかし、また、多くの人々にとっては、最低4日の連休になるゴールデンウィークなのである。学校はSemana Santa というキリスト受難、復活までを含む週だけでなく、次ぎの週もいれて2週間の休みになる。

一般の勤め人も最後の晩餐の木曜日から受難の金曜日、復活の土曜日そして日曜日までが公に認められた休みであるが、前週の土曜日から、この週は完全休日、ゴールデンウィークと決めて休む人も多いので、メキシコのバケーションの時である。メキシコシティーから、郊外へ、リゾートの海へと繰り出して行く。だだし、今年は、ゲレロ州、オアハカ州、ベラクルス州の海は、お客さんが減ったらしい。それは、バケーションが始まる前に政府の環境自然資源省が、海が汚染されていると発表した事が原因である。

環境自然資源省に対して、観光関係者、州知事などが、「それは、ウソだ!何て事を、言ってくれたんだ!」と抗議の訴えをし、知事自ら、海に入って泳いでみせ、「ほら、なんともないじゃん、大丈夫。大丈夫。」と、デモンストレーションやってみせたけど。もう、遅い!でも、海の汚染問題を知らなくってか、知っててもか、この時しか、バケーションはないのだとばかりに、やっぱり多くの人が出かけて行ったようだ。

メキシコには、街の数ブロックごとに教会があるが、どこの教会も復活祭のミサが行われるが、Semana Santa の祭りは特に、メキシコシティーのイスタパラパ地区と、タスコ市の祭りが盛大で多くの人々を集めて有名である。イスタパラパの祭りには100万からの人が押し寄せた。それは、キリストの受難と復活を再現したイベントが行われるのである。キリスト役の人は、名誉かもしれないけど、大変な役である。重い90kという十字架を背負って、ゴルゴタの丘にたとえられたCerro de la Estrella(星の丘と言う意味)まで、十数キロを歩かなければならない。

これは、もちろん、キリストの復活を祝うお祭りでキリスト教の祭りなのであるが、何故Cerro de la Estrellaで昔から行われているのか?その理由は分からない。だが、メキシコ盆地は、昔は、大きな湖であった。そして、Cerro de la Estrellaは小高い丘であるから、昔から陸地であり、そこには、紀元前の時代から人々が住み、神を祭った場所であった。特に、先スペイン期の最後のアステカ王国時代には、52年ごとの新しい火の祭り、新しい世紀の祭りが行われた神聖な場所であったのだ。

画像右上:ユダ人形を売る屋台。この頃は、この習慣は昔ほどではなくなりましたが、鬼の形のユダ人形を買い、車などに飾って、復活の日には焼くのです。鬼の変わりによく、過去の悪い大統領の人形などもありました。今年は、ブッシュ大統領やフセイン大統領人形などもあったそうですが。
画像左上:街の教会堂の庭に復活祭に飾られたキリスト像。
画像右下:枝の日曜日(復活祭の前の週の日曜日)に教会の前でソテツの葉で作った造形を売る人達。この造形を教会で清めてもらって、家に持ってかえり、飾っておきます。お守りみたいのものなのでしょうか。来年の復活祭の前の灰の水曜日に焼くのだそうです。
画像左下:ソテツの葉などで作った造形。

【短信】4月はまだ、雨季でないのですが、今年はどうしたのでしょうか、夕方、ここ数日雨です。雨が降る事は、木々も草も嬉しいことです。私も植木鉢に水をあげなくていいので、助かります。(4/21)


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