■9月は「愛国の月」、赤、白、緑 2002.10.7 update

9月16日はメキシコ独立記念日である。メキシコは1521年〜1821年まで、スペインの植民地であった。そして、1810年9月16日、イダルゴ神父がドローレル村の教会の鐘を、ジャンジャン鳴らしたのをきっかけに独立戦争が起こった。

9月になると、メキシコは国中、何処もかしこもメキシコの旗が飾られる。町のいたるところに、旗売りが現れ、大小さまざまな旗を売っている。旗だけでなく、旗の色、赤、白、緑の飾り物、帽子、ブローチ、髪飾り、ラッパ、etc. 何もかも赤、白、緑の独立記念日グッズである。家では、もちろん、家の前に旗を立て、レストラン、商店も赤、白、緑の旗をテーブルの飾りにしたり、独立のモチーフに切った赤、白、緑の切り紙を天井からぶらせげたり、とにかく、どこもかしこも、赤、白、緑である。町のメインストリートは赤、白、緑のネオンランプがピカピカ、輝き、車も、皆、旗をなびかせて走る。9月になると、全てのメキシコ人が愛国者になる。

メキシコの町は大きな都市も田舎の村も、必ず、ソカロ 又は、セントロと呼ばれる中央広場がある。これは、スペインの植民地時代の町作りによってのものであるが、その中央広場には、必ず、教会があり、役所がある。9月15日の夜、大勢の人々が、この広場に、押しかけ集まってくる。そして、11時、役所の正面玄関の上に飾られたドローレス村の教会の鐘にみたてられた鐘を大統領が、州知事が、市長が、村長が、区長が鳴らし、「ビーバメヒコ! ビーバ イダルゴ! ビーバ インデェペンデンシア!」と叫ぶのである。広場に集まった人々も、ビーバ メヒコ!と叫び、紙吹雪、粉吹雪を散らし、スプレーまでかけあって、紙やセルロイドのラッパをパッパッカ、パッパッカ鳴らし、騒がしく独立記念日を祝うのである。

15日の夜は、Noche mexicana(メキシコの夜)各家庭でも、家族親戚全員が、親の家などに集まって、独立記念日を祝い、ビーバ メヒコ!と叫びあい、夕食のご馳走を食べる。メキシコでは、クリスマス・イブの12月24日、年越しの12月31日そして、この9月15日の夜、独立記念日前夜祭は、家族親戚全員が一同に集まって祝う日である。16日の独立記念日は、各町、各村でも、メインストリートを華やかにパレードが通る。

画像右上:独立記念塔
画像左上:旗売り
画像右下:レストランの飾り付け
画像左下:夜の区役所前の広場様子


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