■SUBARUはオーストラリア向けに作られているのでは!? 2007.10.2 update

先日、何気なく新聞を見ていると、気になる記事がありました。先月同様、新聞からのネタとなりますが、ご紹介したいと思いますので、暫しお付き合いください。

自動車の信頼性について、アメリカで行われた調査結果をまとめた記事です。100台中どれぐらいの割合で不具合が発生するかを分析した調査で、結果は当然のごとく日本車が上位を占めています。1位レクサス、2位ホンダ、3位トヨタ、4位BMW、そして5位になんと“スバル”がランキングされていたのです。これには正直驚きました(SUBARUファンの皆さんごめんなさい)。

個人的にクルマ好きなので、この記事を見てからさらにSUBARU車が気になり、いろいろ調べてみると、上位ランキングももっともかなと思いました。オーストラリアでクラッシュテストを実施している ANCAP(Australian New Car Assessment Program)では、定期的にクラッシュテストの結果を発表しており、SUBARU車(2003年製以降対象)は全車種5/5と満点となっています。すごい!

また、オーストラリア・ベスト・カーズ(Australia's Best Cars)では、スバル・フォレスターXは、2006年度の“ベスト・リクリエーショナル4WD”に、スバル・リバティ3.0Rは“ベスト・プレステージカー部門”の次点に、スバル・リバティ2.5は“$28,000以上の中型車部門”の次点に選ばれています(スバル・リバティは日本名:レガシィ)。

データ的には良い結果が出ているものの、実際の人気はどうなの?と思っていたのですが、自宅から駅までの約1kmの道のりを“パシフィック・ハイウェイ”という交通量の多い幹線道に沿って歩く10数分の間に、SUBARU車を軽く10台以上は目撃します。しかも毎日です!

トヨタはオーストラリア現地生産工場も持ち、オーストラリアで国内生産され手頃な価格の「カムリ」の人気に加え、販売台数も世界一ですので、多く見かけるのは別格として、日本からの輸入となる(=「外車」のため価格が高くなる)このSUBARU車の人気は確かにすごいの一言です。自動車盗難率の低さも上位に入っており、セキュリティ面でも評価が高く、中古車市場でもなかなか値崩れしないもの人気車の証しのようです。

そうやって道路を颯爽と走るSUBARU車を見ていると、派手な広告なども見かけずどちらかと言えば地味な存在なのに、これ程までに堅実にユーザーを確保しているのは、オージーの見る目があるせいかも!? 日本の道路でSUBARU車を見かけるよりもはるかに頻繁に見かけるので、もしかして日本で製造されているSUBARU車が全部オーストラリアへ輸入されているのかと思うほど。

地味ながらも、職人技的にしっかりと作られているSUBARU車、気のせいかSUBARUのユーザーは、クルマを大切にしている人が多いようにも見えます。日本と比較すると、クルマは「娯楽・趣味」的な要素より,日々の生活必需品であり、まさに「足」です。単なる乗り物扱いで、あちこちボコボコでドロドロでも平気な人も少なくないオージーですが、SUBARUオーナーは丁寧に乗ってる人が多いように思いました。

一般道路の舗装も良いとは言えず、また、ハイウェイ(高速道路)も市街地並みに“悪路”なところもありますので、この点も4WDのSUBARUに人気があるような気がします。

現在、1988年製の某日本車に乗っています。定期的に点検を受けて、調子は良いのですが、“走行中故障でもしたら…”という恐怖心が心の片隅にあり、どうも思い切った遠出ができない今日この頃です。次は安心、安全なSUBARU車に乗換えだ!と密かに思っていますが、人気車ゆえ中古車価格が下がらないので、また遠い夢となりそうです。いっそのこと新車を狙おうかな?(ムリムリ)。

□車輛信頼度テスト(Vehicle Dependability Problems per 100 vehicle.)
1. レクサス(145) 14. アウディ(234)
2. ホンダ(169) 15. ダッジ(236)
3. トヨタ(178) 16. ハマー(242)
4. BMW(182) 17. ミニ(247)
5. スバル(192) 18. クライスラー(249)
6. ジャガー(197) 19. ポルシェ(252)
7. メルセデスベンツ(212) 20. 日産(274)
8. ジープ(219) 21. キア(288)
9. フォード(221) 22. マツダ(289)
10. GM(222) 23. フォルクワーゲン(298)
11. ヒュンダイ(228) 24. サーブ(319)
12. 三菱自動車(228) 25. スズキ(324)
13. ボルボ(230) 26. ランドローバー(398)
調査資料:J.D Power and Associates

自動車会社ごとに100台の自動車につき、発生した問題点や故障の延べ数をまとめた研究結果です(「アメ車」の問題が多すぎ…)。平均水準値は(216)。オーストラリアで販売されているモデルのみ列挙。トヨタはカムリ、カローラが足を引っ張る形に。逆にホンダはアコード、CR-Vの信頼性が以前より高くなったため上位にランクされる。マツダはオーストラリアでは概ね評価が高い。また、MAZDA6(日本名:アテンザ)は米国内のマツダ車販売の30%シェアを占める反面、USA国内生産のため故障やトラブルが多く、足を引っ張る結果になっているそうです。

画像上:スバル車2台駐車中! SUBARUをオージー達は「しゅーばるぅー」と読んでいます。「るぅー」にアクセント。
画像中:ワゴンタイプが一番人気。
画像下:ANCAPでの新型インプレッサのクラッシュテスト。結果は5/5。

【短信】10月11日〜21日まで、ダーリングハーバー(シドニー)にて、オーストラリアン・インターナショナル・モーターショーが開催されます。各社、どんな車が展示されるのか楽しみです。(9/18)


<<もどる