■目指せ!ヘアドレッサー 2005.1.17 update

新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。新年は気分一新でスタートとお考えの方が多いかと思います。新しい服を購入したり、部屋の模様替えをしたり等々。新年を迎えるにあたって、美容院で晴れ着用に髪をアップしてもらったり、ヘアスタイルやパーマをリフレッシュしておく事も意外に欠かせない年末の行事ですね。

さて、美容院と言えば、昨年、友人がヘアドレッサー(美容師)を目指してシドニーの専門学校の美容師コースに入学、興味深い体験談を伝え聞きましたので、一部ここでご紹介したいと思います。

○先生は全員元美容師!
当たり前の事でしょうが、常勤、非常勤の先生方全員が最低でも15年のキャリアを持つ元美容師、または現役美容師です。コースで使用する「教科書」は一応あったそうなんですが、各々の先生が教えて下さる、とっておきの技やチップスが先生の個性や経歴を反映しているようで興味深かったとか。
従って、同じ技術でも先生によってはやり方が違う事もあったようですが、それは生徒が自分のやり易いいずれかの方法を選べばいいようで、そういった風にして僅かずつでも自分のやり方を確立させる練習や、どの方法が簡単かを探求し模索する練習にもなったそうです。

○フレキシブル・ラーニング(自主的学習システム)
直訳すれば「柔軟な学習制度」。学校と言っても職業技術を学ぶコース。日本での学習制度と比較すると、自由で型破りな学習制度だったそうです。テキストに従って、スキルを修得して行きますが、極端なことを言うと、コースの前期、後期の数々の修復課題を期日までに終了させれば良く、その過程では時間の配分や進度は生徒任せ。一見大らかで幾分甘くさえ思えますが、自己管理能力と前向きな学習態度が不可欠。
コース終盤ともなるとクラスの生徒たちは、皆がまちまちに授業に取組んでおり、パーマ練習の隣で筆記テスト、その隣でヘアカラー。その隣ではまだぎこちない手つきでヘアカットに取組む姿など、まさにフレキシブル。因に「教室」は疑似美容室スタイルで、鏡、椅子、ベーシン(洗髪台)が完備されているとか。

○モデルさんで実地練習!
モデルと言っても、キャットウォークを颯爽と歩くモデルではなく、いわゆる練習台になってくれるお客さんの事なのだそうです。初めてのモデル練習はコース開始後、実に1週間目に行ったシャンプー&トリートメント/セットで、とても緊張し、何が何だか判らないまま、とにかく終了させたとか。
その後、何度か同じ内容の実地練習をこなし、次のステップは筆記試験、そして実技テストがあるそうです。コースで学習するほとんど全ての技術をモデルさんで練習する事が出来、OJT(On the Job Training)の様で面白く、非常に役立ったそうです。
モデルさん達は主に、街の美容室へは高くて行けない年金生活をする高齢者の方々。と、言うのもかかる費用がほんの僅かで、材料費程度だからなのだそうです。あくまで、生徒たちの学習、訓練が大前提で、モデルになって下さるお客様もその点をきちんと理解して下さった上で協力してくださっているのだとか。
生憎、友人は日本での美容学校経験がなく、日本での学習内容を知らない為、比較研究する事が出来ないそうですが、日本でもこのようにモデルでの実地練習やフレキシブル・ラーニングシステムが取入れられているのでしょうか。興味深いですね。

友人に刺激され、私も今年は何か新しい習い事に挑戦してみようかと思いました。

画像上:疑似サロン仕立ての教室の風景。
画像下:美容師見習いの友「ドリーヘッド」。ヘアアレンジやパーマのロッド巻きの練習等あらゆる技術をこのマネキン頭部で練習します。

【短信】オーストラリアは1月2日から通常モード。日本のようなお正月ムードはありません。テレビ・ラジオなども正月特番もなく、あっさりと平常通りで、日本のお正月に慣れてしまっていると物足りません。(1/8)


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