|
こちらシドニーでは、朝晩冷え込んできて、すっかり冬の様相です。天気予報ではスキー場の積雪情報もあったりしています。こんな寒い日には、日本では「肉まん」で温まるのが定番でしたが、ここオーストラリアでは「ミートパイ」があります。
ミートパイとは、パイ生地の中にビーフやチキンがいっぱい詰ったオーストラリアを代表する食べ物の一つ。一見すると小さいのですが、中身がぎっしり詰っているので、結構食べごたえがあり、ランチにもいけそうです。中には直径20センチ近くあるパイもあります。
ミートパイの専門店では、トッピングとして、マッシュポテトやすり潰したグリンピース、グレービーソースなどを選ぶ事ができ、また、トッピングがない場合は、トマトソース(こちらではトマトケチャップとは言いません。)で頂くのが一般的な食べ方です。
ミートパイの中身は、ビーフ、チキン、オニオン&ビーフ、マッシュルーム&ビーフ、ビーフのカレー味等々種類も豊富にありますが、この長い歴史のあるミートパイ、以前から使用されている「肉」が謎とされていました。「ミートパイ」と聞くと、「オージービーフがぎっしり」というイメージを抱きますが、実際はそうではないようです。
先日行われた「ミートパイ」の販売に関する調査によると、冷凍食品を含め、販売されている「ミートパイ」の半数以上が「牛肉」を使用していないという調査結果が発表されました。「牛肉」以外に使用されているものとして、「ウサギ」、「ラクダ」、「シカ」、「バッファロー」といった肉が使われているとの事。オーストラリアの牛肉は日本に比べてかなり安いのですが、それでも経費節減で牛肉を使わないとは驚きです。
また、牛肉と言っても必ずしも「肉」とは限らず、内臓を利用しているものもあるそうです。ただし、定番メニューには「キドニーパイ」(腎臓)もあり、必ずしも内蔵肉が邪道とは言えないものの、やはり実際に食する消費者の私たちにとっては、ちゃんとした肉(?)を使用して欲しいものです。
そう言えば、最近「ミートパイ」を販売しているお店で、「100%ビーフ使用」という手書きの貼り紙(!)を目にすることが多くなりました。調査結果発表で、ようやく中身の向上がなされてきたような感じです。中身が何の肉か判らないと買わなくなったオージーが増えてきたのかもしれません。いや、これもあの調査を受けての対応だけで、100%ビーフと言っているだけかも!?
※写真は、マッシュポテトとグレービーソース添えのミートパイ。ミートパイのお値段は、日本円で200円ぐらいから。
|