■大胆な建築にビックリ! 南イタリアに生まれた新しい火山 2008.5.13 update

イタリアの火山というと、ポンペイの町を埋没させてしまったヴェスーヴィオ(Vesuvio)火山が有名ですが、2007年新たに火山が誕生していました! それもなんとヴェスーヴィオ火山からそう遠くはない場所に位置し、その名は『Vulcano Buono(良い火山)』というのです!!

……なんて、ちょっと大袈裟な書き出しにしてみましたが、これは本当のお話。でも、もちろん人工の火山ですけどね。わかりやすくお話すると、なんと火山型のショッピングセンターが誕生したのです。

画像:本物の火山・ヴェスーヴィオと『良い火山』の風景
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北イタリアに比べて南では地方の開発が遅れていましたが、この10年で郊外大型ショッピングセンターは大幅に増加、現在でも多くが建設中です。北欧の家具店IKEAも、ナポリ郊外にある店舗がイタリア最大の大きさを誇っていますし、新しく出来るセンターは『より大きく、より広く』がモットーであるかのように感じます。

そんな巨大なセンターが建設ラッシュの中、広さはもちろんの事、そのルックスの個性も群を抜くショッピングセンターが、去年(2007年)の暮れにオープンしたVulcano Buonoです。

画像上:高速道路から見たところ。外観ではショッピングセンターには見えません。
画像下:いくつもある入り口にはナポリ内の観光地の名前がつけられており、ここはソレントです。ソレントはカンパニア州ナポリ県の自治体のひとつで、ナポリ民謡「帰れソレントへ」で知られています。
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設計を担当したのは、イタリアが誇る建築家:レンゾ・ピアノ氏。パリのポンピドゥー・センターや、関西国際空港ターミナルビルを作品に持つ現在の奇才です。そんなピアノ氏の手にかかれば単なるショッピングセンターも、後世に残る建築作品になります。

その外観からは、お買い物が出来る場所とはまったく想像も出来ません。センターやモールにありがちのネオンサインや派手な看板が一切ありませんし、火山型をした建物は本物の緑で覆われていますので、遠くから見れば本当に火山というか、小さな山に見えます。どうひねって考えてみても公園くらいにしか見えません。でも一旦中に入れば、イタリア一の巨大なショッピングセンターになっている! 迷うほどの広さのモールになっているのです。

駐車場も火山の裾野が広がるような形になって作られています。こういう演出もさすがだな!と思いました。内部はまだ完全に完成はしていないようで、工事中のところもありました。

画像:巨大なセンターの中で迷わないように、エスカレーターのあるスペースは色分けしてあります。
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去年オープンしたばかりの頃の様子を知る義兄に聞いてみると、オープン当初はまだテナントが入っていなくて半分くらいしか開いていなかったとの事。4月に訪れた時には90%は出来ている感じでしたので、夏くらいには内部も完成するのかもしれません。

土日には大混雑するようですが、どのパブリックスペースも他のセンターに比べ大きく取ってありますので、窮屈さは感じないと思います。ただあまりにも広いので迷子には大人でもなってしまうかも……それだけ注意しないとなりません。火山の真ん中ではコンサートやイベントも開催されるようで、本当にこんなに楽しい火山なら、いつ誕生しても大歓迎です。

画像:火山の真ん中は広場になっています。休日にはコンサートなども開かれるようです。
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画像:店内に貼ってあったポスターを撮影したものなので貼りジワが目立ちますが、これが火山型の郊外大型ショッピングセンターVulcano Buono(良い火山)の全景です。ネオンサインや看板などは一切なく、火山型をした建物は本物の緑で覆われています。火山の真ん中は広場になっており、駐車場も火山の裾野が広がるような形になって作られています。こんなに楽しい火山なら大歓迎! 向こう側に見える白い建物群のある場所はCISという問屋街です。

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