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毎年1月には結婚の見本市が開かれます。家族の繋がりを大切にするイタリア南部の人たちにとって、結婚は人生最大のイベント。ですので見本市もかなり大規模に行われます。ウェディングドレス、披露宴会場選びから、指輪、引き出物、ハネムーンに新居の家具……と、それらに関する企業、お店の出展でいっぱいになります。結婚式当日、新郎新婦の移動に使う車を高級車にする人も多いので、そんな車のレンタルサービスのブースなどもあるんですよ?!
日本でもそうだと思いますが、結婚にかかる費用は一財産。特に見栄張りのイタリア人のこと、『一生に一度のことなのだから、とことん豪華にしよう!』という風潮もあります。ウェディングドレスもお色直しの衣装も、日本のようにレンタルではなく買うものですし、他にもやまほどお金のかかることでいっぱい……。あまりにもお金がかかり過ぎるので、予算のめどが立つまで結婚を延期するカップルもいるくらいです。
画像左:結婚見本市の会場の一部。平日は夕方から、土日は終日開催されました。
画像中、右:結婚式と言えばウェディングドレス! ドレスショーは見本市の華でもあります。
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とは言え、イタリア全体で見てみると『結婚』という言葉は、あまり聞かなくなっています。北部などでは、他の欧州諸国と同じように、結婚をせず、同棲をするカップルばかりになってきています。
法的なパートナー制度はないですが、同棲カップルであっても子供を作り、法律的関係がないだけで、なんら普通の夫婦と変わりません。信心深く、宗教上の儀式である婚姻を重んじ、同棲などもってのほか!!という風潮だった南部でも、同棲派が出てきています。
画像左:披露宴での新郎新婦のテーブルを再現したところ。
画像中:披露宴会場のブースはテーブルセッティングも実物を見せます。
画像右:新居に必要な家具ブースもたくさんあります。
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イタリアでは1970年まで離婚ということ自体存在しませんでしたし、離婚が出来るようになってからも、5年間、現在では3年間の別居期間がないと離婚は成立しません。その間に、書類提出、裁判所へ何度も何度も足を運ばないといけませんし、子供がいれば養育費問題がからんで、もっと大変なことになります。
このように離婚が難しい状態だから、結婚を望まず、同棲だけで済ませるカップルばかりになってきているのでしょう。親が離婚で苦労したのを見て、結婚に幻想を抱かなくなった子供達も大人になっていますしね。
画像左:こちらは引き出物用に銀製品のブースです。
画像中:結婚式当日のみにレンタルする新郎新婦用の車!
画像右:ハネムーンも大事ですね! こちらはクルーズのブースです。
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でも、なんだか寂しい傾向でもあります。確かに法律上の違いだけで、普通の夫婦となんら替わりのない同棲カップルですが、何となく抵抗があります。そんなカップルの子供達はどう思うんだろう?と、妙に心配になったり……。
しかし、こんな思いを抱くことが、自分が古い人間なんだなーと確認することになったりして。もしかしたら、結婚見本市も数年後になくなるかもしれませんね。その前に、報告が出来て良かったと思ってます!
画像左:ウェディングのデザイナー(中央)にモデルさん、左はタレントのコスタンティーノ。
画像中:旅行業の私の主人も毎年出展しています。今年のブースはオーストラリア・ポリネシアへのハネムーン案内でしたので、コンパニオンさんにはパレオ(身体に巻き付ける綿の布)を着てもらいました。
画像右:TVゲーム(「ゼルダの伝説」と「ファイナル・ファンタジー」)が大好きなカップル。もちろんハネムーンは日本しか考えていないそうです。お幸せに?!
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