|
連日40℃を超す猛暑が続いている南イタリアです。あまりの暑さに、我が家の冷蔵庫がショートし、三度も停電を引き起こしました。さて、新年早々に引越をしたのは報告済みですが、まだ我が家のリフォームは続いています。二階建ての新居、取りあえず下の階だけを住めるようにして、上階はずっとリフォームを続けていました。何しろ屋根も総取っ替え、内装も100%替えましたので、本当に時間のかかる工事でした。
引越前には、屋根は完成させ、後は間取りの壁工事を終わらせたのみでした。床材も壁の塗装もしていない状態。でも生活は下の階だけでも出来るようにしていましたので、寒い時期に無理して作業を始めるよりも、陽気のよい時期を待つことにしました。まずは床材でしたが、上階は全てフローリングに決定。でもその種類もいろいろ……。木材の種類にもたくさんの選択肢があるのに、その上に、どんな方式にするのかでも悩みました。
画像:最近の風景。ナポリの港で釣れた魚介を売る漁師さんたち。
-----------------------------------
木の種類で言うとチーク材がイタリアでは一番人気です。私の友人宅でもフローリングの部屋がある家は、どこもチーク材なんです。近年、チョコレート色のヴェンゲという木材も人気ですが、両方とも、とてもとてもお値段が高い……。屋根の全取っ替えをした我が家には高級木材を選べるだけの予算が余っていませんでしたので、私が好きなイロコというのに決めました。イタリア男性は見栄張りが多いので主人は最後までチーク材にこだわっていましたが、それの半額ほどの料金で、耐久性や丈夫さは同等なのですから、最後には主人もイロコで納得をしました。
木の種類が決まれば、今度は無垢材か、仕上げ済みの製品かのどちらかを決めることになりました。仕上げ済みの製品ですと我が家での作業はとても早く済みますが、合板になるので厚みがないと耐久性に問題が出てくるとの事。でも無垢材だと合板よりも若干薄くていいので、その分値段が安くなる。設置作業はかなり大変ですが、人件費の安い場所で良かったです! これがもし日本なら、イタリアでもミラノなどの大都市なら、人件費、作業費だけで無垢材の値段が跳ね上がることでしょう。でも、ここ南イタリアでは合板の仕上げ済み製品より、無垢材+設置費の方が総額は安くなるという事で、問題なく無垢材に決めました。
その無垢材が到着した時には驚愕しました! ベニヤ板のようなんですから!! 『こ、この汚い板で大丈夫なの??』とかなり不安にもなったりして。作業員さんたちは「大丈夫! 無垢材ってのはこんなもんなんですよ」と教えてくれましたが、素人には仕上がりが見えなくて、不安は最後まで続きました。
画像左・中:フローリング無垢材が到着! この木材を見て本当に綺麗な床になるのか心配でした。
画像右:いよいよ木材敷きの開始。1枚1枚手で敷いていくので時間がかかります。まだ接着剤もはみ出したままです。
画像下:研磨完了の様子。でもまだベニヤ板のような状態です。
-----------------------------------
先ずは木材を1枚1枚敷く事から始まります。上階は約100メートル平米の広さ。『今時の若者』風のお兄ちゃん達が、真面目に敷いてくれるかどうかも不安でしたが、そこはプロ。こちらが指示した斜め45度に、きっちりと敷いてくれました!
その後は接着剤を完全に乾燥させるために作業は1週間ほど中断。その後ははみ出た接着剤や無垢材の研磨になり、それが終わってニス塗り開始。この状態でようやく私が選んだイロコの色がはっきりしてきました! 塗料を塗ったわけではないのに、全く風合いも色も違うんですね。
間にまた1週間の乾燥期間を設けて、最後にまたニス塗りが行われました。それから数日乾くのを待ち、ようやく完成! 結局1ヶ月近くもかかったことになりました。それでもその仕上がりには本当に満足しています! そうそう、木の色調がかなり違いますが、それも節約ポイントでした。揃ってない方が安かったんです〜。でも高いお金を出して色を揃えるよりも、こちらの方がいかにも自然の風合いという感じがしていいな……と思っています。
画像左:一度目のニスが塗られたところ。
画像中:ニスの乾燥を待って、壁との境に腰板も張られました。腰板は塗装済み。
画像右:二度目のニスが塗り終わり、完璧に仕上がったところ!
-----------------------------------
日本の友人たちに写真を見せたら、皆口を揃えて褒めてくれたのが、この斜め敷き! 日本ではこういう敷き方をすることが殆どないそうですね。こちらは好きなように選べたので良かったです! 天井も木材にしたのですが、こちらは平行。そして床のフローリングが斜めなので、面白い味が出たと思います。
上階と打って変わって、下の階はタイルで統一しています。イタリアはタイルで有名でもありますから、こちらの選択もとても楽しかったです。そのお話はまたいずれ、完璧に我が家のリフォームが終わってからにいたしましょう。もちろん夏のバカンスが終わったずっと後の事になると思いますが……。
画像左:屋根も木で仕上げたので、天井と床が自然素材で気持ちいいです。
画像中:こちらはスポーツジムと、向こう側にはビリヤードが設置されます。左に写っているのはスエーデン製のスチームサウナです。
画像右:心地よいフローリングの床で快適にエクササイズしてます! |