■SSCナポリのセリエA昇格祝いディナーに潜入! 2007.7.3update

サッカークラブのSSCナポリがセリエA昇格になりました! セリエAというのは強豪クラブが揃う一部リーグですので、町をあげてのお祭りになりました。ディエゴ・マラドーナやカレカが活躍していた黄金期は去り、一時はセリエCまで落ちてしまったナポリでしたが、ようやくセリエAに昇格することが出来ました。

セリエA昇格なるか?……その試合は6月9日にジェノアCFC(北部ジェノバのクラブ)と行われました。相手クラブもこの試合にセリエA昇格がかかっているという重要な試合! スタジアムの警備は普段の数倍、医療班の設置も多くなされたといいます。イタリアは元々別の小国が集まって出来た共和国ですので、イタリアに対する愛国心よりも、それぞれの町に対する『愛町心』の方が強いので、ナポリとジェノバの2つの町の人々は、この日、W杯決勝戦よりも熱く見守ることになりました。

片方がセリエA昇格、もう一方はセリエB残留……という結果になれば暴動が起きるのは容易に想像されました。だからこそ、警備・警戒も普段の何倍にも行われたのだと思います。TV観戦する程度のサッカーファンの私でさえも、『ああ、勝敗はどうでもいいので、どうか暴動だけは起きませんように』と心から祈っていました。

でもでも心配は無用でした! 試合は引き分けに終わり、どちらのクラブもセリエA昇格決定という素晴らしい結果に終わりました。ナポリの町中がクラブカラーの青と白に染まり、花火が止めどなく打ち上げられ、お祝いムード一色になりました。ジェノバの町でも同じような雰囲気だったことでしょう!

そして数日後、私の主人がナポリの昇格祝いの話を聞いてきました。監督、コーチ、そして全選手が揃うディナーが、私たちのよく知るレストランで行われるというのです! そのレストランとは、このコラムでも紹介させていただいたLa Fattoria del Campiglione(『抜群の創作料理と世界のお肉で大人気のレストランへ』-2006.5.16-)ですが、既にその日の予約はいっぱいだったのに、何とか1テーブル空けてもらい、私も行ってきました!

お祝いディナーは一般客とは別のブースで行われていました。しかし、そこはガラス張りですので丸見えです。レストラン側も厳しい警戒などはしていないので、お客でなくても、迷惑をかけなければ、そのブースの外に居て見学をする事を許可していました。もちろん、その日のお客さんの中にもクラブ目当ての人たちが多い、多い!! 普段はカップルや家族連れで賑わうレストランですのに、その日は男性グループが目立ち、ディナーの様子を見るために中座する人たちが多いので、広い店内は満席なのにガランとして、普段とまったく違った雰囲気でした。

お店の従業員さんたちも、その日はディナーの方が気になりっぱなし。コックさんも厨房から出てきて、様子を見に行ったり、選手たちに給仕をするウェイターの中には、デジカメ2台にサイン帳をポケットに装備した“公私混同”君もいました(笑)。そんな風に従業員も、お客さんも、はたまたお客ではなく、単なる追っかけの諸君も一緒になって、セリエA昇格を果たした選手たちを喜んで眺めていました。

選手たちはトイレや喫煙のために中座すると、そんなファンたちから写真撮影責めに合いますが、拒否する人はいませんでした。やはりファンあってこそのサッカーですし、皆が喜んでファンたちに対応していました。私は主人と、主人の友人と一緒に行ったのですが、生まれてからずっとナポリファンの二人は、この状態に狂喜乱舞。13人の選手、最後には監督とも写真を撮れて大満足していました。私はカメラマン役で大変でしたが……(笑)

ディナーは4時間ほど続いたのですが、最後は現監督を非難するような、目立ちたがりのファンの叫び声で全選手たちが立ち上がり、ちょっとした騒ぎにもなってしまったのですが、当の監督さんは本当に紳士、落ち着いた大人で全く動じることもありませんでしたし、すぐに収まりました。

選手たちはそれで去っていきましたが、監督やコーチ陣は残って、レストランの従業員たちとの懇談会をしていました。それに私たちも入らせていただき、サッカークラブの監督、コーチたちとの談話を1時間近く楽しませていただきました。そんな機会は滅多にないことですから、私も本当に嬉しかったです!!

ナポリのエース・ストライカーのエマヌエーレ・カライオは強くなれる選手! セリエAに上がって強靱クラブと戦っていけば、益々強くなるでしょう。カメラマンに徹した私ですが、カライオ選手とは主人に撮影を頼んでツーショットを撮ってもらいました。彼がメジャーになったら、『ほ〜ら、ツーショット写真持ってるんだから〜』と自慢しようかと、今からこっそり思ってます。

-文中の画像-
画像上右:ガラス張りなので外から丸見えのディナーの様子。この13歳の少年はSSCナポリ選手たちの追っかけで、この夜も一人でやってきていました。
画像上左:ブースの外には、このようにファンが常時たむろしてました。
画像中右:キャプテンのフランチェスコ・モンテルヴィーノ選手(MF)。ファンからの要求にもにこやかに応えていました。
画像中左:心ないファンの叫びで騒ぎになりましたが、なんとか収まりました。
画像下右:知り合いのウェイターに頼んで、ロベルト・カルロス・ソサ選手(FW)にサインを頼んだ時の写真です。
画像下左:ディナー後にエドアルド・レジャ監督、コーチ陣と談話。
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□生まれてからずっとSSCナポリの大ファンである主人(右)と友人は、選手らとの記念写真に大満足!

画像左:イタリア代表キャプテンであるファビオ・カンナヴァーロ選手(DF)の弟、パオロ・カンナヴァーロ選手(DF)。兄とは違う自分の実力を把握し、地元ナポリに戻って頑張っていましたが、来期からはセリエAに再び!
画像中:今後の成長が期待されるナポリのエース、エマヌエーレ・カライオ選手(FW)です!
画像右:「日本のサイトに掲載されるのなら、セリエA昇格ということが分かるように背景も考えないといけないね」と、ポスターの前で撮影することを決めてくださった、紳士のレジャ監督。

【短信】先月お伝えしたゴミ騒動ですが、やはり今も変わりなく、この町はゴミで溢れています。しかし、今までと変わったことは、ようやく分別のお達しが来たことです。生ゴミは毎日ですが、紙、段ボール、プラスティック、ガラス…と後は細かく曜日が違っています。今まで何もかも一緒くただったので、市民は大変だと思いますが、他の先進国はどこでもやっていることですから、慣れていかないといけませんね!(6/21)

--------------《質問にお答えして 2007.7.3》---------------
【Q】ゴミ騒動の記事を読みました。7月にナポリ、ソレント、ポンペイ、カプリ島、ポジターノ、アマルフィ等を旅行する計画をたてていたのですが、このゴミ騒動の影響はナポリ近郊の上記の町にも及んでいるのでしょうか?(略)7月後半までには解決される見込みあるのでしょうか? それとも悪化でしょうか?

【A】ゴミ騒動は、ナポリ市内の一部と幾つかの市外の町のみで、ソレント、ポンペイ、カプリ島、ポジターノなどの観光地には関係ありません。しかし、ナポリ市内やポンペイの遺跡から少し離れますとまだまだゴミが溢れている場所はありますので、観光以外には動かない方がいいと思います。それだけご注意くださいね! ポジターノは私の一番好きな町です♪ ステキなご旅行になりますことを願っております!...アキ・ダモーレ


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