■韓国料理を語る上で、はずせないもの・・? 補身湯(ポシンタン) 2006.4.4 update

ポシンタン。漢字で書くと、「補身湯」。名前の通り栄養を補うスープなのですが、主な材料は犬の肉なのです。別の呼び方では、ヨンヤンタン(栄養湯)、サチョルタン(四節湯)ともいいます。

茹でた肉を細く裂き、唐辛子ベースの辛めのスープで長ネギ、セリ、エゴマの葉などと共にぐつぐつと煮込んで作るのがこのポシンタン。多少においが気になる場合もあるので、エゴマの葉をすったものを大量に入れてにおい消しにしたりします。精力によいとされ、特に夏になると好んで食べる男性が多いです。犬の肉には、たんぱく質と不飽和脂肪酸が多く含まれており、手術後の患者さんや栄養不足の人に滋養効果が非常に高いといわれています。また、女性にとっても肌美容にきくらしいです。

またこの犬肉ですが、スープ以外にも、スユックとして、茹でたものをヤンニョム(たれ)につけて、食べる食べ方もあります。私が何度か食べにいった時は、最初にスユック、最後に鍋で・・というパターンでした。

ただ、1988年ソウルオリンピックや、2002年ワールドカップサッカーの時には結構問題になり、欧米人には特に批判を受け、野蛮だといわれたため、ポシンタンを扱う食堂は表通りから一掃されたそうです。今も街を歩いていてそんなにたくさんの店を見つけることは難しいですが、それなりに探してみるとちょこちょこ見つけることが出来ます。

若者の中にはこのポシンタンを食べられない人も結構多く、特に女性は食べたことがない、という人が多いかもしれません。またここ数年韓国でも犬をペットに飼う家が増えてきたので、特にこの料理を食べることに抵抗を感じる人が多くなったのかもしれません。私が食べたことがあるといったら、外国人でしかも女性なのに!と、驚かれたりもしました。

このポシンタンですが、どうせ食べるならおいしい店で食べないと、店によってはにおいがして食べられないところもあるそうです。私は最初にいったところがおいしかったので、その後も普通に食べていますが、やっぱり最初の印象というのは重要ですものね。韓国料理でこのポシンタンまで食べられるようになったら、あなたはかなり韓国料理通といえるかもしれません。一般的な食堂にはおいていないので、食べてみたい方は専門のお店を探してみてください。

犬好きの方にはちょっときつい内容だったかもしれませんが、これも韓国の食文化を知る上で、欠かせないものなので、今回は取り上げさせていただきました!

画像上:香辛料をいれてぐつぐつ煮込みます。
画像中:煮込んだものです
画像下:お肉は普通にたれにつけて食べてもいいし、汁と一緒に煮込んで食べても。


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