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早いもので今年ももう12月。何かと気忙しい時期ですが、それはここドイツでも同じ事。でも日本とはちょっと様子が違います。11月も終わりに近付くと、子供達やお年寄りまでもがウキウキソワソワ。働いている人たちももうお休み気分で、お買物にいくと「今年のプレゼントはどうしようかしら。」なんて話し声が聞こえてきます。そうです。年末の一大イベント・クリスマスが今年もやってくるのです。
クリスマスといえば、日本では赤い服を着たサンタクロースが皆にプレゼントをくれる日とされていますね。これとは別に、ドイツの家庭では12月6日に聖ニコラウスの日を祝う風習も残っています。この聖人ニコラウス、有名なサンタクロースとは別人ですが、どうやら実在する人物ではなさそうです。でも、片手にお菓子を持ち、良い子にプレゼントする一方で、反対の手にはムチを持ち、悪い子にはそれでおしおきをする、という強烈なキャラクターを持っています。子供達は12月6日の夜になる前に窓辺やドアの前に自分の靴を置き、ムチで叩かれやしないかと心配しながら聖ニコラウスを待つのです。なんだかちょっとシビアなサンタさんって感じですね。
では、街の様子はどうでしょうか?寂しい11月を終えたドイツでは、この時期を待ちわびたかのようにマルクトが並びます。素朴ながらも、とても賑やかな雰囲気です。今回私は、ドイツの最も有名な2つのクリスマス市をレポートいたします。
まずひとつ目はドレスデン。ここのクリスマス市は200年の歴史を持っています。近郊には「くるみ割り人形」や「クリスマスピラミッド」などのクリスマスには欠かせない木工芸品の産地エルツ地方があり、素朴な木のおもちゃがたくさん売られています。会場には10m程の大きなピラミッドが飾られ、訪れる人の目を楽しませてくれます。また小麦粉にたっぷりのバターと香味料、レーズン等を混ぜて焼き上げたお菓子、ドレスナーシュトレンも有名です。このお菓子は日持ちするので、ドイツ人たちは12月になると、2Kgや3Kgといった大きさで買い求め(もしくは各家庭で作ります)、1〜2cm幅にスライスして食べていきます。クリスマス市では焼き上がったシュトレンを、2〜3切れずつ切り分けて売ってくれますよ。これはかなりオススメのお菓子です。
お次はドイツ最大のニュルンベルクのクリスマス市。クリストキンデル・マルクトともいいます。クリストキントとは"キリストの子"という意味。金色の髪に金冠と衣装をまとった美しい天使のようです。ニュルンベルクの名産品といえばニュルンベルクソーセージ。手の指ほどの小さなソーセージで、注文すると焼きたてを5〜6本、パンに挟みこんで渡してくれます。またレープクーヘンという直径8cm程の、柔らかいクッキーのような焼き菓子も有名です。
そして寒い冬にはグリューワイン。これは香味料のはいったホットワインで、どこのマルクトでもいただける美味しい飲物です。ラム酒等を入れたものもオススメですが、飲みすぎには要注意。このワインのカップは各地でデザインが異なり、持ち帰ることができるのでお土産にも最適です。
さて私事ですが、今年末でドイツ滞在を終え、日本へ帰国することになりました。1年半余りに渡ってお届けしたGuckmalの「いまどき報告」も、残念ながら今回が最後となります。長い間どうもありがとうございました。Alles Gute. Auf Wiedersehen !
2003年 12月 Guckmal
画像上:ニュルンベルクのマルクトで。素朴な飾りものが素敵です。
画像中:ニュルンベルクのクリストキント。人形等も売られています。
画像下:ドレスデンのマルクトです。大きなクリスマスピラミッドがシンボルです。
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