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ヨーロッパは今、爽やかな季節。これから暑くなってくると恋しくなるのがビールですね。日本でも多くのビアガーデンがオープンしますが、ドイツでは青々と繁った木の下で、家族や近所の人が集って、ビールとおしゃべりを楽しむビアガルテンが賑いを見せ始めます。ドイツ国民一人あたりのビール消費量は年間約150リットルといわれています。ちなみにミネラルウォーターやジュース類では約160リットルですので、 ドイツといえばビール王国!というイメージ通りの数字ではないでしょうか。
ドイツでは地方ごとに独自ブランドのビールを作っています。同じ種類のビールでも北の地方が美味しかったり、南でしか味わえないものがあったりと実にさまざまで、ビールの種類によって使用するグラスの形も決まっています。旅行の際にはその地方の地ビールをいただくことが、楽しみのひとつでもあるのですが、実はビール好きのドイツ人のために、ビール醸造所を巡るツアーなんていうのも9月に催されているようですよ。
さて今回は、数あるドイツビールの種類とグラスのいくつかをご紹介いたしましょう。まずはピルスナー(Pilsner)。これは日本の一般的なビールと同じで、ドイツではどの地方でも飲む事ができます。グラスは脚のあるタイプを使用します。続いてアルトビア(Altbier)。これはデュッセルドルフでよく飲まれ、褐色でやや苦味の効いた味です。長めのまっすぐなグラスを使用します。ベルリーナーヴァイセ(Berliner Weisse)は名前の通りベルリンで味わえます。このビールは木の実などで作ったシロップで割っていただくのが一般的。赤や緑色をした軽くて甘いビールです。グラスは短めのウィスキーグラスのような形です。
ケルシュ(Koelsch)はケルンのビール。アルコール度が3.7%と軽く、黄色の淡い色をしています。細くて長いグラスを使用。ミュンヘナー(Muenchener)はバイエルン地方のビールで、明るい色をした軽くマイルドな口当たり。その色からヘルスビア(Hellesbier)とも言われています。バイエルンの人たちはこのビールを、1リットルや500mlのビアジョッキでざぶざぶ飲んでいます。反対に黒い色をしたドゥンケルス(Dunkels)もあります。いわゆる黒ビールですが、コクがあってとてもおいしく、私は大好きです。
更に白い色をしたビール、ヴァイツェンビア(Weizenbier)という小麦からつくられた酸味のあるビールもあります。酵母入りが一般的で、背が高くて底が細くなっているグラスを使用します。バイエルン地方が産地ですが、その他の地域でも見かけることがありますよ。もっと変わったところではラオホビア(Rauchbier)。バンベルクで製造される燻製ビールです。火事で焼けたビールに由来するとか・・・豚の脛肉と一緒にいただきましょう。
いかがでしたか。これらの同じ種類でも作られている会社・地方によってビールのブランドがあり、独自の味わいがあります。ビール好きの人たちはそれぞれ自分好みのビールを片手に、今夜も楽しく語らうことでしょう。
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