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突然ですが、皆さんは胃が痛くなったらどうしますか?胃薬を服薬する、でしょうか。ところがドイツ人に「胃が痛い。」というと、まずは「お茶を飲みなさい。」と言われます。この場合のお茶はカモミールというハーブのお茶です。ハーブの効能は日本でも広く知られていますが、ドイツの人たちはこれらのハーブを上手に利用しています。
薬用効果のあるハーブティーは、スーパーやドラッグストアなどで簡単に手に入れることができます。種類も豊富で、胃腸用、風邪用から、不眠用、のどに効くもの、利尿促進用もあります。さらには、胆のうに効く(?)ハーブティーなんてのもあります。最近少し風邪気味だった私は、面白半分で「風邪のためのティー」とやらを試してみました。このティーの成分はシナノキやニワトコ、カンゾウといった消炎効果・解毒効果を持つハーブ。約コップ1杯の水にティーバックを入れ、待つ事10分。いかにも効きそうな色になったティーを飲みます。しかしその味ときたらもう、例えようの無いほど不味い!注意書きには「ハチミツなどで好みの甘さにして・・・」なんて書いてあったりしますが、まさに「良薬口に苦し」という感じ。
気になる効果のほどは・・・まぁ、劇的に症状が緩和するわけではないのですが、お薬ではないので気軽に飲めるのが良い点でしょうか、その後体調が良くなったのはティーのお陰ということにしておきましょう。また主人は時々「胃腸用のティー」を飲んでいます。こちらの成分はカモミールとペパーミントとウイキョウ。これまた効きそうな香りとお味ですが、「風邪ティー」と比べれば断然飲みやすいです。そう言えば、彼は最近、胃が痛いとあまり言わなくなったような気も・・・。
これらの薬用ハーブは、ティーだけでなくオイル等でも活用されてます。ちょっと驚いたのは病院でも治療のひとつとしてハーブを使用していること。私は以前、大学病院に入院したことがあるのですが、その際、同室だった患者さんは、毎日2回、ハーブエキスのはいった蒸気吸入をしていました。その方法もいたって簡易で、ハーブオイルの入った湯を張った洗面器に顔を近づけ、頭からバスタオル等をかぶって空気を閉じ込め、その中で深呼吸を繰り返すというもの。もっとも、ドイツの医療現場にも吸入器はありますから、退院後の自宅治療をも念頭に置いた方法だったのでしょう。
街のドラッグストアで手に入る「鼻の通りが良くなるハーブオイル」なども、同様のやり方で家庭で使用されているようです。また、病棟にはハーブティーが常備してあり、主治医からの制限が無い限り、入院患者さんは自由に飲むことができます。「胃の具合がおかしいから」とカモミールティーを飲みつづけていた同室の人もいました。お薬に頼るだけでなく、自然にあるものも上手に活用していくというのは、体にとってもいいことなのでしょう。
今まで、ちょっとしたことでお薬を飲んでいた私でしたが、今では薬を飲む前にこれらの薬用ハーブを試すのもいいかも知れない・・・と考えています。皆さんも、苦くて効きそうなハーブティーを一杯いかがですか?
画像:市販されている薬用ハーブティー。Magenは「胃」、Erkaeltungは「風邪」という意味です。1日3〜4回飲みます。お値段は1箱8ヶ入りで約85円。変わったお土産にいかがですか。ふふ。
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