■春の味覚、シュパーゲル(白アスパラ)! 2002.5.6 update
街の市の八百屋さん
昨日買った白アスパラ、30cmの洋皿に乗せています。
 
 

ドイツで美味しい物は?と聞かれると、やはりビールやソーセージを思い浮かべる方が多いと思います。でも、ちょっと待ってください。春のドイツでは、白アスパラガス(シュパーゲル)も忘れてはならない素敵なご馳走なんですよ。文豪ゲーテが『野菜の王様』と評し、好んで食べたというシュパーゲル。ドイツの人たちはこれが本当に好き。日本ではグリーンアスパラが主流ですが、ドイツでは白が一般的。この白アスパラ、甘みがありとても柔らかいです。旬は4月中旬から6月中旬ですが、デパートでは早くも2月頃から冷凍品が並びはじめます。3月にはギリシャなどからの輸入物が、そして4月に入ってやっと国産白アスパラのお目見えです。

ドイツ人は「やっぱり国産が一番!」とばかりに、この時期になるのを待ってキロ単位で買っていきます。そして各地のレストランでは特別メニューが用意され、美味しく食べるための工夫がなされています。白アスパラはグリーンアスパラと違い、陽光に当てないように土をかぶせて育てます。ただ、この栽培方法が故に、収獲が難しいのだそうです。ドイツでは白アスパラは高級品。収獲の際に折れたり傷が入ると、その商品価値も下がってしまいます。このあたりにも、ドイツ人の白アスパラに対するこだわりをうかがい知ることができますね。では、傷はともかく、「良い白アスパラ」とはどういったものを指すのでしょうか?

実は、アスパラの品質は3つに分類されています。最高級品は頭の先まで白くまっすぐで、直径16から26mm程度の太さのあるものです。これに対して、1級品は色や形状の基準は同じですが、直径が約12から22mmとやや細いもの、2級品は頭の先が紫色になったり曲がったりしていて、さらに小ぶりのもの、と指定されています。でも、何級品でもやっぱり新鮮なモノは美味しい!ドイツ国内の産地では収獲期間中、農家がアスパラを直販しており、採れたてを求めてわざわざ買いに行く方も少なくありません。

日本では北海道や東北で生産しており、産地直送便でも味わえるようですね。ならばここらで一つ、美味しい白アスパラの調理法など…。まずはピーラー等で皮を剥き、根の固い部分を切り落す必要があります。(でも、これらは決して捨ててはいけません。)皮を剥いた白アスパラは塩ゆでにします。大き目の鍋で約15分から20分。そしてソースをかけたり生ハムやサーモンなどと一緒にいただきます。簡単でしょ?えっ、さっきの皮や根はどうするのか、ですって?それではドイツのおばあちゃまのスープ・レシピもこっそりお教えいたしましょう。剥いた皮と落とした根の部分を適量の水で約30分煮込み、ザル等でこしたあと、煮汁だけを取っておきます。別の鍋にはバターを溶かし、小麦粉を加え焦がさないように炒めます。そして煮汁を少々と卵黄を加えて延ばします。さらに煮汁を加えてスープにし、最後に塩こしょうで味付けです。いかがでしょう?ドイツの春の味覚、あなたも是非お試しあれ!

※アスパラの値段
今こちらの市で売られているものは国産で約6〜8euro/kgです (私の住む地域は西側に比べると、やや物価は安いです)。 もちろん安いものは品質もそれなりですが、他の野菜と比べると アスパラはやはり高級品です。1kgの目安ですが、 画像位の大きさで12本〜14本といったところでしょうか...。 国産品はやっぱりきれいで新鮮です。みな2〜3kg買って行って ますよ。(5/8)


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