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今年もドイツのホワイト・アスパラガスのシーズンがめぐって来ました。転勤族の常として、今年のシーズンはどこかもう他に転勤していて、アスパラガスの口福は諦めなければと思っていたので喜びもひときわです。
出まわり始めたと聞いた途端、アスパラめざして、すわ出動です。ホワイトアスパラガスの生産地として有名なところがドイツには数ヵ所あります。ベルリンの近郊で有名なのは「ベーリッツ」です。アスパラガス祭りが開催され、アスパラガスの女王も選ばれ、アスパラガスを王冠の形に3mほどにピラミッド状に積み上げた山車が繰り出します。町中のレストランはアスパラガスを目当てに都会からやってきたベルリン子でいっぱいとなり、屋台にアスパラガスが山と積まれて売られています。
そしてフランクフルト近郊の名産地としては、「シュヴェツィンゲン」が有名です。シュヴェツィンゲンの町は、ただ単なる田舎町のベーリッツと較べるとずっと洗練された町です。プファルツ選帝侯の夏の離宮がおかれており、いまでもその宮殿の劇場を使ってシュヴェツィンゲン音楽祭が開催されています。近辺のハイデルベルクやマンハイムなどの町からも観客が詰め掛けます。今日は、初物のホワイトアスパラガスを頂いて、そのあとシュヴェツィンゲン音楽祭で初演作品のオペラという贅沢な組み合せです。
ホワイトアスパラガスのお約束事・・・、ドイツのアスパラガスのシーズンは4月上旬に始まりますが、シーズンの最終日、6月24日の聖ヨハネの日が過ぎてからは売ってはいけないことになっています。アスパラガスは、竹の子のように地下茎から生えて来ます。地下茎を育てて収獲出来るようになるまで3年掛かります。その後も続けて収獲出来ますが、翌年も栄養を蓄えてしっかりしたアスパラガスを育てるためには、十分休養させる必要があります。そのためにもアスパラガスの解禁日はしっかりと守らなくてはならないのです。
アスパラ尽くしにするには、アスパラガスクリームスープから始めます。そしてメインは、ホワイトアスパラガスの茹でたものです。ワインは、ドイツの白ワインで少しドライなものが合います。リースリングも最近はかなりドライなものもありますが、個人的にはジルバナーという品種の白ワインを気にいっています。
アスパラガスの一人前は500グラムで、茎の太いしっかりした高級品だとほぼ8本分です。今回は軽くということで、250gのものを頼みました。4本ついてきました。お決まりのつけ合せは茹でたジャガイモで、それをオランデーズソースか溶かしバターで頂きます。それだけだとあまりに淡白だという向きには、生ハム、ロースハム、ウィーナーシュニッツェルなどもたのみます。それでは、頂きます。
食事が終わってすぐ隣りの劇場でオペラ鑑賞です。フランクフルトの前衛演出のオペラは辛いものがあるので、モンテベルディの作品のオペラということでここまで来れば大丈夫かと思ったのですが、新解釈そして新演出で同じようにくたびれました。それでも、オペラ終演のあと劇場を出ると、宮殿のシルエットが夜空に浮かび上がり、庭は照明があてられて輝いており、ここはどこ、わたしはだれ、となりました。
<レストラン案内>
シュヴェツィンゲン離宮の中、宮廷劇場の隣りにあります。
Schloss-Restaurant Schwetzingen
Im Schlossgarten
68723 Schwetzingen
(06202) 592970
http://www.schlossrestaurant.de/
もう1軒のお勧めレストランです。お城の入口の向かって右手にあります。こちらも観劇前の着飾ったお客様でいっぱいです。
Ringhotel Adler Post
Schloss-Str. 3
68723 Schwetzingen
(06202) 2777-0
http://www.adler-post.de/
画像上:アスパラガスクリームスープ
画像中:ロココ劇場の正面入口です。開演前の一時を、目の前に広がる広大な宮殿の庭園を眺めながら過ごすと....日本人の夢見る乙女だったら、気分は「ベルサイユのバラ」。
画像下:シュロスレストラン。「シュヴェツィンゲンのお城のレストラン」という名のレストランです。目の前に広がるお城の庭園があんまり気持ち良さそうなので、有無を言わずにここで夕食です。あとで調べたら、町のお勧めのレストランの中にはいっていました。

画像左:シュヴェツィンゲンの離宮の庭園。春の訪問客を迎えるべく実に手入れが行き届いています。奥に見える建物が、レストランと音楽会場に使われている場所です。
画像右:庭園。この模様は、お城の紋章。左右対象に構築した庭園が見事です。地平線が一直線に見えるほど広い庭園です。

画像左:クレープ添えアスパラガスというのは、初めて頂きました。クレープにはハーブが混ざっています。組み合わせとしては、うーん、茹でジャガイモのほうに勝負ありかな。茹でジャガイモにオランデーズソースもとっても合います。
画像右:アスパラガスの生ハム添え。アスパラガスには、好みによって、生ハム、ロースハム、少し重たいけれどウィーナー・シュニッツエルなどから選んで一緒に頂きます。
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