■野に出でてイチゴ摘み 2002.7.1 update

ドイツで6月になったら心待ちにしていること、それは香り高いイチゴのシーズンです。太陽が明るくなり、空気が透き通ってきたら、6月のドイツは露地イチゴの旬の時期を迎えます。イチゴの最盛期はとても短く、ほんの2〜3週間しかない露地栽培イチゴの収穫期には、ひたすらにイチゴを食べつづけます。この時期のイチゴを口に放り込むと、太陽を体内に取り込んでいると実感します。

今日はフランクフルトの東30キロほどのWeiterstadt村にあるTannenhof農場に出掛けます。ここでは、ホワイトアスパラも栽培されており、春の野菜と果物の女王様が豪華に揃います。顔に日焼け止めクリームをぬり、大きな麦藁帽子をかぶり、イチゴを容れるかごを持っていざストロベリー・フィールドに。

露地イチゴは、藁のベットの上で気持ち良さそうに真っ赤に熟れています。緑色の葉っぱの陰にかくれている大粒の完熟した実を選んでかごに入れていきます。3〜4キロはいるかごをいっぱいにするには、小1時間は掛かります。雲一つ無い青空の下で、お口の中にも数粒放り込みながらイチゴを摘んでいきます。ドイツのイチゴ狩りでは、「お味見はご自由に」がモットーで、摘んだ分だけ計量して払います。今回の収穫は3Kg、お値段は6ユーロ、約720円です。こんなに気持ちの良い日を過ごして、家族で美味しく畑のイチゴを味見して、かごいっぱいのイチゴを持ちかえってのお値段です。

家に帰ってからも幸せな気分は続きます。イチゴ、卵、生クリーム、砂糖、牛乳を使ってのイチゴアイス作りです。それから定番のイチゴジャム作りでは、台所からイチゴを煮る甘い香りが広がっていきます。

さて今回のレシピは、イチゴアイスです。完熟イチゴを使って、真っ当な材料を真っ当な作り方で作ったものは、自然な恵みが素直に伝わって、一際の美味しさです。

イチゴアイス
<材料>
イチゴ:200g/牛乳:200cc/卵黄:6個分/生クリーム:400cc/シロップ:450g(砂糖200g、水250cc)
<作り方>
1. イチゴはへたを取り軽くつぶす。
2. 砂糖と水を合わせて煮とかしてシロップを作り、冷ます。
3. 牛乳と卵黄を泡だて器でよく混ぜてから、弱火にかけて木べらで混ぜながらとろりとするまで煮る。
4. 冷めてから、(2)のシロップと(1)のイチゴを加える。
5. 生クリームを、7分立てにして(4)に加え、金属のボウルに移して冷凍庫で冷やし固める。固まりかけたらハンドミキサーで空気を入れ、これを2〜3回繰り返す。自宅用なら、固まりかけの時に1回撹拌(かくはん)するだけでも、じゃりじゃりしてシャーベットのようで、これも美味しい。


<<もどる