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世界中で暖冬が騒がれている昨今、ドイツも例に洩れずなかなか寒くなりません。1月末に雪が少し積もるくらい降ったのですが、あっと言う間に融けてしまいました。寒くないからといって暮らしやすい気候かというとそうでもなく、1月中旬には台風のような嵐がやってきてたいへんでした。嵐が去った後も、毎日どんより曇りがちで小雨がぱらついている日が続いています。クリスマスマルクトも終わってしまったし、春はまだまだ先な気がするし、この季節、毎年の事ながらちょっと暗〜くなりがち。毎年そんなこと言ってないで、なにか楽しめることを探さなくては!というわけで、最近はまっているのが陶芸です。
陶芸をはじめるきっかけになったのは、友人宅で出てきたすてきな和食器や陶器のビアコップがその友人の手作りであることを聞いたとき。こんなにステキな食器が作れるなんて、しかもそれが実生活で使えちゃうなんて、楽しそう!と思ったのがきっかけです。まあ、実際にあんなにステキな食器が作れるに至るまでには技術的にあと数年・・・そしてなによりも美的センスの問題があると思うのですがそれはさておき・・・。
まずは陶芸教室探しですが、右も左もわからない初心者なのでとりあえず安くて手軽な市民学校(Volkshochschule)の陶芸教室を申し込むことに即断しました。2時間15分のコースが12回で115ユーロ。粘土代は2.5kgで4ユーロ。粘土代以外に焼成費はかかりません。入学金もなし。このドイツの市民学校の手軽に始められる価格設定が好きです。陶芸教室のほかにも各国語教室やダンス教室、生け花、絵画など、さまざまなコースがあるので、ドイツ在住で趣味をお探しの方はまずドイツの市民学校をチェックしてみるのもいいかもしれません。
ちなみに、ドイツの市民学校のVolkshochschuleは、略してVHSと言うのですが、最初に「VHSの語学学校行ってるんだけどね・・・」と友人から聞いた時は、ビデオテープで勉強しているのかと思いました。アハハハハ。
なにはともあれ、陶芸教室に通い始めて早4ヶ月。日本の陶芸教室に一度も行ったことがないのですが、日本の陶芸関係のサイトを見ながら、今のところ気がついたドイツの陶芸教室の特徴は・・・、「置物を作っている人が多い」 です。日本の陶芸教室だと、ぐい飲みを作ったり、小鉢を作ったり、主に食べ物を載せる器を作っている人がほとんどな気がするのですが、私の行っているドイツの教室では断然、食べ物飲み物と無関係のものを作っている人が多いです。50センチ×30センチくらいありそうな壁掛けオブジェや、美術館にありそうな実物大の足型とか、実物大の人の頭とか、クリスマス用の飾りとか、お菓子の家ならぬ陶器の家とか、ハンドバック型の花瓶とか。大仏の頭の部分を作った人もいて「これは本物と較べてどう?」と感想を聞かれたりしています。
もちろん果物を載せる器や、マグカップ、オリーブなどの前菜をのせるのかな?というお皿を作っている人もいます。でも和食文化とは違って、前菜からスープ、メイン、デザート、コーヒーまで一揃いの白い食器でそろえるのが西洋流。さまざまな形の色とりどりの食器はあまり必要とされていないのかもしれないなあ、と思いながら、こまごまとした箸おきや、小皿や、小鉢や、ぐい呑みを、ひとり黙々と作って、教室のドイツ人から「それは何に使うの?」 と聞かれてちょっぴり返答に窮している今日この頃です。
画像上:去年は凍っていたアルスター湖。今年はまだ凍りそうにありません
画像中:陶芸教室の先生からクリスマスプレゼントントに貰ったコップか、花瓶か・・
画像下:陶芸教室で私が作った箸おきと小皿です。アハハ |