■ドイツのゴミ事情 〜消費者の視点から〜 (前編) 2006.4.4 update

ドイツは、エコ先進国。国民全員ゴミに対する意識が高くて、リサイクル文化が浸透しちゃっている国。日本のゴミ分別で精一杯な感じなのに、ドイツのゴミの分別回収だなんて。想像を絶する世界なんだろうなあ・・・。大変そう・・・、トホホ・・・。

と、思っていたのですが、いえいえ全然。ドイツの方が気分的にはとっても楽チンなのです。本当に。

日本のゴミ回収って、市区町村から配られるそれぞれの地域によって微妙に異なる分別の基準が書いてある紙とにらめっこしながらゴミを分別して、燃えるゴミと燃えないゴミをそれぞれ指定の曜日の朝に出さなくちゃいけなくて、缶と瓶の回収の曜日はまたそれとは別にあったりする上に、新聞の回収日はまたまた別で、その日に出しておかないとトイレットペーパーと交換してもらえなかったりするじゃないですか。え? 最近はトイレットペーパーに交換してもらったりはしないんですか? じゃあ、雑誌と一緒に紙回収の日に・・・? なるほど。でも雑誌と新聞は別々に束ねるんですよね? 新聞にチラシが混じっていても大丈夫ですか? え? 紙の回収日って今日の朝だったんですか!? がーん。

と言うイメージですよね。分別は慣れてしまえばそんなに大変ではないと思うのですが、何が大変って、それぞれのゴミを、それぞれ指定された曜日に捨てなくちゃいけないというところが大変だと思います。指定の日に捨て忘れてしまうと、また次の回収日までどんどんたまっていくゴミと一緒に暮らさなければならない。いままでそれが普通だと思っていたけれど、開放されてみるとそれが結構なストレスだったことに気付きます。

ドイツでも分別する点においては日本と一緒です。ただ、市区町村によって異なる分別の基準が書いてあるしおりとにらめっこしながら分別することと比べたらかなりシンプルで、ドイツでは外国人である私にもわかりやすく、なにより、このストレスの最大原因である回収日に悩まされる必要がほとんどないがうれしいです。再生できない本当のゴミは、家の前に常時設置してあるゴミ箱に入れておけばOKです。地域で指定されたごみ収集場所まで行く必要もなし。ゴミ収集場所を何処にするか、ゴミ収集場所の使い方がきちんとしているかで地域の人たちともめる必要もなし。楽チンそうでしょ?

というわけで、私はドイツのゴミ分別回収システムが結構気に入っています。特に「常に環境にやさしくありたい!」という使命に燃えているわけでは全くなく、かなり怠惰な生活態度の私でもストレスなく生活できる、という意味で(笑)

・・・と、良いこと尽くしのように書いてしまいましたが、2006年2月中旬から3月上旬にかけて、ものすごく困ったことがありました。『ゴミ回収をしている人たちを含めた公務員のストライキ』です。ス、ストライキって言われても・・・(泣)。普段はそこがゴミ置き場だということは知っていても、風景に馴染む外観、蓋がついているので前を通っても無臭、ゴミ箱近辺にはゴミは一つも落ちておらず、常に整然としているアパート前のゴミ箱なのですが、ストライキ2週目くらいからゴミ箱に入りきらないゴミ袋があふれ出しました・・・。毎日少しずつ増えて行くゴミ袋。ストライキ3週目に突入しても続くストライキ。日に日に増えるゴミ袋・・・。きゃー。

雪が降るほど寒い時期だったのでゴミがそれほど臭うこともなくよかった・・・と言ってしまいそうなのですが、このゴミ回収をしてくれている人たちは、道路が凍ってしまわないように、雪が降ってもすぐ融けるようにと、道路に塩を撒く仕事もしてくれていたのです。もちろん、その塩撒きもストライキ。ゴミは我慢すればなんとかなりそうですが、凍った道路はものすごく危険です。凍った道路での交通事故のニュースが毎日のようにテレビで放送されていました。ストライキが終わって本当に良かったです。

そんなこんなで、一難去ったこのゴミの話題、次回に続きます。「具体的にコレは何処に捨てるの?」といった大まかな再生可能ゴミの分別回収方法についてなどなど、書こうと思っているので、楽しみにしていてくださいね♪ うふふ。

画像右上・左上:普段のゴミ箱。
画像右中:ストライキしています、の看板。
画像左下・右下:ストライキ開始後、ゴミ箱からあふれ出したゴミ袋。


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