■老舗デパートの大いなる挑戦 2004.6.7 update

ソーホーに、また新たな名所が完成しました。その名は、ブルーミングデイルズ・ソーホー。そうです。あの3rd アベニューと59ストリートにある老舗デパート、ブルーミングデイルズが、ついにソーホーにやって来たのです。132年の歴史を誇るブルーミングデイルズは、なんと12年間も、そんな彼らに相応しいダウンタウンのロケーションを探してきたそうです。ですから、新店舗に掛ける思いには並々ならぬものがあると思われ、早速、見学に行ってきました。

目にも鮮やかな真っ白なエキステリア。このビルには、かつてチープでキュートなカジュアル・クローズで一時代を築いたCANAL JEANが入っていました。4月23日、ここにブルーミングデイルズ・ソーホーがオープン。入店したとたん、EVIANウオーターのお姉さんからキャンペーン用の真っ赤なガーベラをもらってちょっといい気分になりました。オープニング・イベントが目白押しなのです。デパートの鉄則で、ここメイン・フロアーは化粧品や香水、様々なファッション・アクセサリーなどの売り場になっています。なので、もし知らずに入ったとしてもすぐ「デパート」だと認識できます。そして、地下がメンズで、2階にはハンドバッグ、靴などがあり、女性アパレルが3、4、5階と続きます。

オリジナル・ブルーミングデイルズの広さ、約8万500平方メートルに比べれば、たった(?)1万1000平方メートルですから、確かに狭いと感じる人もいるでしょう。が、このニュー・ブルーミングデイルズの最大のウリは、まさに、スリーク&シークなソーホーというエッセンスとその意気込みです。マンハッタンにはダウンタウン大好き人間=そこでしか買い物も食事もしない人、がたくさんいるそうで、彼らは決してダウンタウンの最北端14ストリートを超えないのだそうです。つまり、そういう人々は決して59ストリートのオリジナル・ブルーミングデイルズに行かないわけで、だから、ブルーミングデイルズのほうがソーホーにやって来たのです。

そのため、59ストリート店で売り上げナンバー2のラルフ・ローレンはソーホー店にはありません。その代わりにアップ・アンド・カミングなデザイナーものを数多く扱い、そんな若手デザイナーが手がけるソーホーだけの限定商品にも力を注いでいます。確かに店全体のインテリアも、2階のカフェも、ソーホーのためのソーホーらしいスタイル。5階のレストランからは目抜き通り、ブロードウエイが見下せます。つまり、ここは短時間で、一気に、そんなニューヨークのトレンドを体感するにはうってつけの場所。これは「老舗デパート」というイメージからの脱却をはかる彼らの大いなる挑戦です。

ということで、ソーホーというブランド&ショッピング・ワンダーランドについに登場したデパートは、実に前向きにがんばっております。ぜひ、この新名所を応援してあげてください。そして、女性の方には朗報のおまけです。ニューヨークとは公衆トイレがほとんどないに等しい不親切な街なのですが、ここブルーミングデイルズ・ソーホーには地下と3、5階に(男女兼用ではない)女性専用のおトイレがあります。ぜひ、ソーホー散策の際のお休み処としてもお役立てくださいね。

『BLOOMINGDALE'S SOHO』
504 Broadway (between Spring St. and Broome St.)
Tel:212-729-5900


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