■不思議で楽しい、ユニークな中国系カフェへようこそ 2002.8.12 update

「日本で今、ゆっくりと中国茶をいただだくことが流行っている」というちょっといい話を聞きました。そう、中国の人は本当にゆったりと、時間をかけてお茶を楽しみますよね。ニューヨークにもチャイナタウンがあるので私もよく飲茶に出掛けますが、その度に家族や友人と円卓を囲み、時間かけてお茶を啜るいい風景を見かけます。

さて、このお茶ブーム、実は日本に限った話ではありません。似たようなことがここでも起こっています。といってもニューヨークの場合、中国だ、韓国だ、日本だ、などという細かいことを抜きにした「アジア(全般)ブーム」がいまだ炸裂中で、特に最近では、新手のアジア系カフェが頑張っているのです。韓国系も、日系もありますが、その中で、ちょっと目を離したスキに、2軒も中国系カフェができてしまったイーストビレッジに行って来ました。両店は徒歩2分圏内、すなわち1ブロックしか離れていないところで凌ぎをけずっています。特徴はなんといってもウインドウ・ディスプレーですね。色とりどりのフェイクなお茶達が、そこにめいっぱい並んでいるため、不思議な興味を誘うのです。これ、こちらのレストランにはない手法ですからね。そして、なにやら、そのお茶達にたくさんのつぶつぶが入ってるんです。ああ、これは一体、何かしら?

1軒目は台湾からやって来た『仙跡岩』。こちらのお勧めは「セサミ・ブラック・ミルクティ」(小$2.95)。ところが、まずびっくりなのが、直径1センチの太いストローです。なんでこんなに太いのよ?と思っていると、店員さんが「一番下のつぶつぶをお茶と一緒に吸うんだよ」。なるほどね、じゃ、ここはひとつ、思い切り。ずずずっ。そ、そのとたん、約8ミリのつぶつぶが私のお口に一気に5個も吸い上げられてしまったんです。ごほっ!つぶつぶの正体はブラック・タピオカ。そっか、一気にいってはいけない・・・ゆっくり・・・お茶はゆっくりでないと・・・。すると、今度はきなこミルクのような味がお口いっぱいに広がりました。うん、このほのかな甘みは共感できる、しかも割とさっぱりしているではありませんか。これに気をよくして、ちょっとおつまみで、お茶で煮込んだ卵(2個$1.70)を頼んでみました。うん、なかなか、味わい深い卵ですこと!

2軒目は『仙踪林』。名前といい、インテリアといい、テーブルといい、ポップス系のBGMといい、かなり『仙跡岩』と似ています。お勧めは「マンゴー・グリーンティ」(小$2.45)。「タピオカ入れますか?」と店員さんにわざわざ尋ねられたところみると、中国系カフェにタピオカは欠かせないアイテムだが、苦手な人もいるということか?と思いつつ、今回は「抜きで」。あっという間にでてきたそれは、淡いオレンジ色で見た目さわやか。味はそのまま、苦めの日本茶に甘いマンゴーシロップを入れたという感じ。が、ちょっとびっくりなのが、「餃子入りで、これもお勧めです」というので頼むことにしたヌードル・スープ($5.50)。その麺を、うどん、茶蕎麦、日本のラーメンの3種類から選べるというのです。「もう、中国も日本もアジアはアジア!なんでも一緒にしてしまえ!!」の強い意気込みを感じつつも、困ったなあ、鳥ガラスープだから、うどん、茶蕎麦は日本人としては在りえないだろうとラーメンをチョイス・・・正解?だったかな??

その他「タロイモ・ミルクティ」や「ライチ・ネクター、ナタデココ入り」、「ココナッツバター・トースト」など、両店とも50種類以上のユニークなお茶とバラエティに富んだおつまみをご用意して皆さんをお待ちしています。ぜひ、チャレンジ精神いっぱいで足を運んでいただいて、ニューヨークにおけるアジア・ブームの奥深さ(軽さ?)を満喫してください。新たな発見が、きっとあるはずですから。

『仙跡岩』 39 3RD AVE. (9TH ST.と 10TH STの間)
『仙踪林』 157 2ND AVE. (9TH ST.と 10TH ST.の間)


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