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モンゴル ウランバートル「ナラントール市場」

ここは、モンゴル国の首都ウランバートルの中心地から車で10分ほどの住宅街、バヤンズレフ地区。モンゴルの民族衣装デールを作っているドルジコトヴさん夫妻の自宅です。土地に根付いた生活がしたい!と、伝統的なゲルを建てて暮らしています。ゲルは家畜を追って移動する遊牧民がすぐに分解・組み立てが簡単にできるよう構造的工夫がなされていますが、こちらは定住型のゲルです。

ゲルの入口は必ず南向きになっており、モンゴルでは入口を見ればすぐに方角が分かります。入って右側は「女性の座」、左側は「男性の座」です。内部は思ったよりも広く、ゾーホと呼ばれるストーブを中心に生活用品が並びます。ゲルの頂点部は換気や採光のために開閉可能な天窓になっており、ストーブの煙突を出すことができます。天窓の上にはウルフとよばれる覆い布がかけられ、ウルフを開けたりしめたりして窓のようにしているのです。

作業が一段落して、遅めのランチです。炊事の手伝いをするのは次女ウルヌフツェツェグさん。作るのはボーズという、いわゆる蒸し餃子。材料は、羊肉、ネギ、ニンニク、塩。お客をもてなす時や、家族で語り合う時に作る、定番の家庭料理です。日本の肉まんより少し小ぶりで、なかはとてもジューシーです。「家族より大切なものはないわ。子供たちや夫は私の一番の宝物。仕事のうえでも、私の作品を最初に批判してくれるわ。それはとても大事よ」というドルジコトヴさんでした。


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