【8】 家族でフエ伝統的のノン(ノン・ラー)作り
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翌朝9時。なんだか、すっきりとしない雲行きに不安を感じていたら、数分後には土砂降りに。でも、ベトナムを象徴する三角の葉笠「ノン・ラー」作りを見に行くことにしました。雨季は終わっているはずですが、止みそうもない勢いです。道路が浸水しています。しかし地元の人はあまり動じていません。なんとか切り抜け、ようやくたどり着いたのが、フエ郊外のフオン・トアン村。村の9割のひとが、職人さんだといいます。

この雨の中、シン・チャオー(おはようございます)と快く出迎えてくれたのはグエンさんご夫妻、グエン・ティ・ファンさん(45歳)とご主人のホアンさん(46歳)です。農業のかたわら、家族でフエ伝統的のノン(ノン・ラー)を作っています。

材料は、ヤシ科の葉を乾燥させたものと竹ひご。材料はこれだけです。葉っぱは一枚一枚アイロンで伸ばし、しわをとります。まず、木枠に沿って、竹ひごを組んでいきます。この木枠の段は全部で17段。何か意味があるのかな?と思ったら、一般用は16段で、お坊さんが17段なのだそうです。これは、なんとなく昔から伝わっている決まりのようです。子供たちも小さい頃からノン作りを手伝います。長男シーさん(13歳)、次女リンさん(10歳)も大人顔負けの手さばきです。