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■材料/4人分
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| ●鶏もも肉 | 2枚 |
| ●タマネギ | 1コ |
| ●ピーマン | 1コ |
| ●赤パプリカ | 1/2コ |
| ●ニンニク | 1片 |
| ●小麦粉 | 小さじ2 |
| ●トマトペースト | 大さじ2 |
| ●水またはチキンブイヨン | 3カップ |
| ●チンブル | 適宜 |
| ●パプリカ | 中さじ1〜適宜 |
| ●ディル | 適宜 |
| ●塩 | 適宜 |
| ●胡椒 | 適宜 |
| ●サラダ油 | 適宜 |
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■作り方
1.野菜を切り分けましょう
タマネギ1/2コを横半分に切り、7mmほどの幅に切ります。ピーマンと赤パプリカは、1/2コを縦に六等分してから粗みじん切りにします。
2.ルーを作ります
鍋にサラダオイルを大さじ1入れ、タマネギのみじん切りを炒めます。全体に火が通ったら、パプリカ中さじ1とニンニクのみじん切りを加えましょう。さらに小麦粉小さじ2とトマトペースト大さじ2を入れ、小麦粉がルーに馴染んだら、水またはチキンブイヨンを加えます。
3.鶏もも肉の下ごしらえをしましょう
鶏もも肉を一口大に切り分けボウルに入れます。塩、胡椒、チンブルを加え、揉み込んで味を馴染ませます。
4.鶏肉の周りを焼き付け、ルーに入れて煮込みます。
フライパンに薄くサラダ油を引き、鶏肉を皮から焼き付けます。鶏肉の旨味がルーに出過ぎないためなので、強火で表面を焼き固めるので十分です。中まで火を通す必要はありません。表面が焼き固まったらルーに入れ、弱火で20分コトコト煮ましょう。
5.ルーに炒め野菜を加えます
(1)に、塩、胡椒、パプリカを加えてフライパンで軽く炒めます。(4)が煮上がる5分前に炒めた野菜を加えましょう。お皿に盛りつけた鶏肉にディールをかければ出来上がりです。
■料理のPOINT
ルーマニア語の「pu(プイ)」は日本語で鶏のこと。鶏肉の煮込みはルーマニアを代表する家庭料理のひとつです。一度鶏肉を焼いてから煮込むことで、鶏肉の旨味が肉に残りつつ、ルーにも旨味が溶け込んでいます。ルーに加えるチキンブイヨンの量を多くして、スープ仕立てにするとルーマニア風スープのチョルバにアレンジできます。伝統的なチョルバにしたいときには、仕上げにレモンの絞り汁とサワークリームを加えて、酸味のあるスープにするとよいでしょう。
料理に添えられている半球のものはママリーガ。トウモロコシの粉に牛乳やバターを加えて練り込んだもので、主食の一つです。ママリーガが作れてはじめて一人前のルーマニア女性と言われるようです。
【ポイント1:ルーは小麦粉で軽くとろみをつけます】 水3カップに対して小麦粉は小さじ2程度。タマネギ、ニンニクのみじん切りなどと一緒に、小麦粉は十分に炒めて粉くささをなくしましょう。水よりチキンブイヨンを使った方がコクのある仕上がりになります。
【ポイント2:鶏肉は焼いてからルーに入れます】 強火で表面を焼き固めてから煮込むと、鶏は軟らかくジューシーな仕上がりです。
【ポイント3:野菜は煮上がる直前に入れましょう】 炒めたタマネギ、ピーマン、赤パプリカは、煮すぎてクタクタにならないように、煮上がる5分ほど前に入れましょう。
■Miniコラム
ルーマニア料理の香辛料
前回のMiniコラムで紹介した代表的な肉料理、炭火焼きの小さなハンバーグ、ミティティや、酢漬けのキャベツのロールキャベツ、サルマーレには必ずチンブルという香辛料が使われます。ルーマニア特有の香辛料のため、入手が難しいのは残念。また、ディール(ディル)、パプリカパウダー、チリパウダーなどもよく使われる香辛料ですが、これらは日本のスーパーマーケットで手に入ります。
パプリカの特産地として有名なハンガリーは、ルーマニアの東隣の国。その影響を受け、パプリカを使う煮込み料理がルーマニアの家庭料理にもたくさんあります。
サワークリームもよく使われる食材のひとつ。酸味のある田舎風具だくさんスープチョルバーや定番デザートの揚げドーナッツ、パパナッシュにもサワークリームをたっぷりかけます。
ルーマニア料理は周辺国のウクライナ、ブルガリア、ハンガリーほか、トルコ、エジプトなど東欧各国の影響を受けています。そんななかルーマニアだけがラテン系言語を話すラテン系民族というのも面白い話です。古代ローマ帝国の征服による、約3世紀にわたるダキア人とローマ人の混在と混血の結果、ローマの公用語だったラテン語を用いるルーマニア民族が形成されたためです。トウモロコシの粉を練って作る主食のひとつママリーガが、イタリアのポレンタと同じものというのも納得ですね。
画像:チンブルとディール 手前がルーマニア特有の香辛料「チンブル」。肉料理には必ずといっていいほど使われています。奥がヨーロッパ各国の料理によく登場する、セリ科の「ディール(ディル)」。香りが特徴です。
■今回料理を紹介してくれたレストラン
ルーマニアン・レストラン「ダリエ」
住所:東京都中央区銀座7-8-5植松ビルB1F
電話:03-3573-3630
FAX:03-3575-2405
営業時間:
ランチ11:30〜15:00
ティータイム13:30〜16:30
ディナー17:00〜22:30(L.O.21:30)
定休日:日曜
URL:http://www.darie.co.jp/
現在、日本には4店舗ほどルーマニア料理を提供するレストランがあります。しかし、なんといっても日本においてのルーマニア料理の第一人者は、ここ「ダリエ」のシェフ及川さん。オープンは1972年。チャウセスク政権の共産主義の時代に、銀座にオープンしました。東欧文学に熱心だったオーナーが当時の在日ルーマニア大使と食事をしているとき「チェコやユーゴなど東欧諸国のレストランはあるのに、ルーマニアのレストランがない。東京にルーマニア料理の店を開けないものでしょうか」と相談されたことがきっかけでした。
それまでフランス料理の修業を積んでいたシェフ及川さんはルーマニアに赴き、じっくりと食べ歩きます。そしてルーマニア料理は和風にアレンジしなくても、そのまま日本で受け入れられると実感しました。オープン時にはルーマニアでも5本の指に入るトップクラスのシェフが1年ごとに2人来日し、シェフ及川さんに料理を徹底的に伝授。ダリエの料理はルーマニア料理の中でも古都ブラショフの影響を大きく受けています。日本でいうと京都の和食です。基本を忠実に再現し本格的な味を楽しめるダリエでルーマニアの味を楽しんで下さい。
ランチは日替わりで3種類用意され950円〜、昼のコースは2,100円〜3,300円。ディナー時はアラカルトは1品で1,600円〜、コース2,800円〜。
※9月25日まで愛知で開かれている「愛・地球博」の、ルーマニア館にて「ダリエ」が提供するルーマニア料理が味わえます。
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店内はロココ調の落ち着いた雰囲気。ご予約で個室(1室・10〜15名)のご用意も可能。アクセスは東京メトロ・銀座線の銀座駅下車、徒歩3分。JR新橋駅から徒歩5分。銀座通り沿いです。
 1997年に、ルーマニア料理協会のマエストロに認定された、シェフの及川治道さん。ルーマニアのトップクラスのシェフから料理を伝授され、ルーマニア本国と同じ味を楽しめます。
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