お国自慢レシピ

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■材料/4人分

材料余白用
<肉詰めピーマン>
●ピーマン 8個
●合い挽き肉 400g
●冷やご飯 50g
●玉ねぎ 1/2〜1個
●塩 適宜
●胡椒 適宜
●小麦粉 適宜
●サラダオイル 適宜
余白用
<トマトソース>
○玉ねぎ 1/2個
○トマトソース<缶詰> 200ml
○トマトホール<缶詰> 3個
○パプリカ 大さじ1
○コンソメブイヨン 1カップ
○ディール 小さじ1〜適宜
○サワークリーム 適宜
○サラダオイル 適宜


■作り方
1.肉だねを用意します

冷やご飯に玉ねぎのみじん切り、塩、胡椒を加え、合い挽き肉と混ぜ合わせてから、八等分(1つ約60g)に軽く丸めます。


2.ピーマンの下ごしらえをしましょう

作り方ペティナイフまたは果物ナイフなど、刃先が鋭く小さくナイフで、ピーマンのヘタに切り込みを入れ、芯をくり抜ぬき種を取りだします。中のワタを取り除き、竹串や金串でお尻の部分に空気穴を3カ所ほど開けます。


3.ピーマンに肉だねを詰めます

作り方丸めた肉だねを、くり抜いたピーマンの口から人差し指で中まで押し込んでいきましょう。


4.煮込み用のトマトソースを作ります

サラダオイルで玉ねぎのみじん切りを炒めます。玉ねぎに油がまわったら、パプリカを入れさらに炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、トマトソース、トマトホールを潰しながら加えて、水またはコンソメブイヨンを入れます。沸騰したら弱火にして煮つめ、塩と胡椒で味を整えます。


5.ピーマンの口を焼き固めましょう

作り方ピーマンの口(肉の部分)に小麦粉をつけてフライパンで焼きます。固まったら全体を軽く炒めましょう。これで肉の旨味が流れ出ることを防ぎます。


6.トマトソースで煮込めばできあがり!

炒めた肉詰めピーマンを(4)に入れます。サワークリームを大さじ1〜2、ディールを少々を加えたら、ふたをして弱火で約20分煮込みます。お好みでサワークリームをかけてお召し上がり下さい。



■料理のPOINT

One Pointアドバイス  ピーマンの肉詰めは、ルーマニアだけでなく近隣のハンガリーやギリシャでもポピュラーな料理です。つなぎにお米を入れてスープの旨味をたっぷりと吸わせているのが共通の特徴。ルーマニア語でピーマンは「アルデ」、詰めるは「ウンプルート」。ルーマニアではもっと肉厚で小ぶりなパプリカを使いますが、家庭でも作りやすいようにピーマンを使っての作り方を伝授していただきました。

※関連レシピ(料理名の部分をクリック)
・ハンガリー編「トルトット・パプリカ
・ギリシャ編「トマト&ピーマンのお米詰め
・トルコ編「ヤプラック ドルマ

【ポイント1:冷やご飯を使いましょう】
お米を生のまま入れて炊きあげる方法もありますが、煮込む段階である程度膨らむことを考えて、ピーマンに詰める肉だねの量を調節しなければならないので、難易度が高くなってしまいます。冷やご飯であればピーマンの口ぎりぎりまで詰めて焼き固められるので、失敗が少なくすみます。また合い挽き肉と、玉ねぎ、冷やご飯はざっくりと混ぜるのがルーマニア風です。

【ポイント2:ピーマンのお尻に穴を開ける】
ピーマンの下に空気穴を開けると、肉だねが詰めやすくなり火の通りがよくなります。ピーマンに空気がこもらず肉だねがはずれにくくなるので必ず開けましょう。

【ポイント3:トマトソースは市販のものを利用】
One Pointアドバイス今回料理を紹介してくれたダリエでは自家製のトマトソースを使っていますが、家庭では市販のソースを利用しましょう。トマトソース以外にも無塩のトマトジュースとコンソメスープで美味しく仕上がります。ただし味に深みと風味を加える玉ねぎのみじん切りとパプリカは忘れずに。


■Miniコラム

ミニコラム豚挽肉を中心に野菜の旨味たっぷり!
程良い香辛料で日本人の口にもピッタリ!

 バルカン半島の東北部に位置し、東は黒海、北はウクライナ、西にハンガリー、南はブルガリアに面しているルーマニア。メインは肉料理で、なかでも豚肉料理の種類は豊富です。代表的な郷土料理は“サルマーレ”。丸ごと塩水に漬けて発酵させたキャベツです。豚と牛の合挽肉とご飯、トマトペーストに香辛料を加えた肉だねを巻いて煮込んだロールキャベツの“サルマーレ”は、酸味が利いていてクセになりそうな味わいです。

ミニコラム  また、“ミティティ”という料理は、前菜や間食としても食べられる細長い肉団子。豚、羊、牛などの挽肉に各種香辛料を入れ、冷蔵庫で寝かせ味を馴染ませてから炭火で焼き上げます。食べるときはカラシを付けます。トルコのミニハンバーグ「イスガラ キョフテ ⇒」に似ています。

 主食としてパン同様に、よく食されているのが“ママリーガ”。トウモロコシの粉にバターと牛乳を入れ煮込んだもので、イタリアやアルゼンチンのポレンタと同じものです。『お国自慢レシピ』アルゼンチン編ではポレンタにトマトソースをかけた「Polenta tomato sauce ⇒」を紹介しています。専門店があるほどポピュラーな“プイ・ラ・チャウヌ(若鶏丸揚げガーリック風味)”と“ママリーガ”の組み合わせは抜群。

ミニコラム ルーマニアを代表する郷土料理、味は素朴ですが、キャベツを丸ごと発酵させたり肉団子を細くして炭火で焼いたりと、ちょっと手の掛かるものばかり。『お国自慢レシピ』では家庭でも簡単に作れるルーマニア料理を厳選して紹介していきます。お楽しみに!




画像上:サルマーレを作るためには、キャベツを丸ごと塩水に漬けて自然発酵させます。酸味が出てきたころに外側から1枚ずつはがしてロールキャベツにします。
画像中:スパイスが利いた棒状肉団子「ミティティ」。
画像下:トルコのミニハンバーグ「イスガラ キョフテ ⇒


■今回料理を紹介してくれたレストラン

ルーマニアン・レストラン「ダリエ」
住所:東京都中央区銀座7-8-5植松ビルB1F
電話:03-3573-3630
FAX:03-3575-2405
営業時間:

ランチ11:30〜15:00
ティータイム13:30〜16:30
ディナー17:00〜22:30(L.O.21:30)
定休日:日曜
URL:http://www.darie.co.jp/

 現在、日本には4店舗ほどルーマニア料理を提供するレストランがあります。しかし、なんといっても日本においてのルーマニア料理の第一人者は、ここ「ダリエ」のシェフ及川さん。オープンは1972年。チャウセスク政権の共産主義の時代に、銀座にオープンしました。東欧文学に熱心だったオーナーが当時の在日ルーマニア大使と食事をしているとき「チェコやユーゴなど東欧諸国のレストランはあるのに、ルーマニアのレストランがない。東京にルーマニア料理の店を開けないものでしょうか」と相談されたことがきっかけでした。

 それまでフランス料理の修業を積んでいたシェフ及川さんはルーマニアに赴き、じっくりと食べ歩きます。そしてルーマニア料理は和風にアレンジしなくても、そのまま日本で受け入れられると実感しました。オープン時にはルーマニアでも5本の指に入るトップクラスのシェフが1年ごとに2人来日し、シェフ及川さんに料理を徹底的に伝授。ダリエの料理はルーマニア料理の中でも古都ブラショフの影響を大きく受けています。日本でいうと京都の和食です。基本を忠実に再現し本格的な味を楽しめるダリエでルーマニアの味を楽しんで下さい。

 ランチは日替わりで3種類用意され950円〜、昼のコースは2,100円〜3,300円。ディナー時はアラカルトは1品で1,600円〜、コース2,800円〜。

※9月25日まで愛知で開かれている「愛・地球博」の、ルーマニア館にて「ダリエ」が提供するルーマニア料理が味わえます。

レストラン
店内はロココ調の落ち着いた雰囲気。ご予約で個室(1室・10〜15名)のご用意も可能。アクセスは東京メトロ・銀座線の銀座駅下車、徒歩3分。JR新橋駅から徒歩5分。銀座通り沿いです。

レストラン
1997年に、ルーマニア料理協会のマエストロに認定された、シェフの及川治道さん。ルーマニアのトップクラスのシェフから料理を伝授され、ルーマニア本国と同じ味を楽しめます。

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