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※画像はミルクキャラメルをプリンに添えたものです。
■材料/できあがりの分量:約500mlから800mlくらい
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●牛乳 |
2リットル |
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●砂糖 | 500g |
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●バニラビーンズ(画像) | 1本 |
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●重曹 | 小さじ1 |
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■作り方
1.牛乳と砂糖を2時間ほど煮詰めます
鍋に牛乳と砂糖を入れ、バニラビーンズを莢(さや)のまま加えます。沸騰するまで強火にかけて砂糖を溶かしましょう。なるべく強火を保ちながら、焦げないように木べらで鍋の底をよくかき混ぜます。約2時間、煮詰めていきますが、焦げやすいので、常にかき混ぜていることがポイントです。
2.ミルクキャラメル状に煮詰まったら、鍋ごと冷やします
2時間ほど煮詰め、ミルクキャラメル状になったら、火から下ろします。好みによって重曹を加えて、バニラビーンズを取り出します(画像:左)。中のビーンズを削り落とすようにしてキャラメル状の中にもどします。煮詰めていた鍋が入るくらいのボウルまたは別の鍋に水を張り、牛乳と砂糖を鍋ごと冷やします。これでドゥルセ・デ・レーチェの出来上がりです(画像:中)。パンに塗ってもおいしくいただけます。
■料理のPOINT
今回の主役は、プリンではなく、『ドゥルセ・デ・レーチェ』。ドゥルセ・デ・レーチェは、アルゼンチンにはなくてならない嗜好品です。プリンに添えるだけではなく、パンやクラッカーにつけて食べたり。ドゥルセ・デ・レーチェを使ってタルトなど、焼き菓子を作ったりと日常的に使われています。アイスクリームに添えるのも、オススメです。
【ポイント】根気が一番。砂糖と牛乳は焦げやすいので、鍋の底から丁寧にかき混ぜることが大切です。鍋に付きっきりで2時間は、結構大変な作業です。
【プリンの一般的な作り方】
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<プリン生地(6〜8コ分)> |
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<カラメルソース> |
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●牛乳 | 360ml |
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■砂糖 | 大さじ3 |
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●砂糖 | 60〜80g(お好みで) |
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■水 | 大さじ3 |
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●卵 | 4コ |
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●バニラエッセンス | 少々 |
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●バター(型に塗る用) | 適宜 |
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1. 型を用意して、内側に少量のバターを塗っておきましょう。
2. 小さな鍋に砂糖と水を入れ、火にかけます。褐色に焦がしてカラメルを作りましょう。できあがったカラメルは、プリンの器に均等に入れます。
3. プリン液を作ります。鍋に牛乳と砂糖を入れ、弱火にかけて砂糖を溶かします。沸騰させないように注意します。ほぼ80℃くらいまで温めます。
4. 次に割りほぐした卵を牛乳の中に入れて混ぜ合わせます。お好みでバニラエッセンスやブランデーなどで香りをつけましょう。よく混ぜ合わせたら、プリン液を一度裏ごししてから、型に注ぎ入れます。八分目くらいまでの量にしましょう。
5. オーブン皿にプリンの型を並べたら、オーブン皿に熱湯を注ぎ入れて、160℃前後で15分から20分湯煎蒸しにすれば出来上がりです。
■Miniコラム
アルゼンチンの食卓に欠かせない『ドゥルセ・デ・レーチェ』は、失敗作!?
スペインの統治下にあったアルゼンチンですが、ナポレオンのスペイン侵略により、スペイン本国とその植民地は無政府状態になりました。1810年には最初の政府がブエノス・アイレスに誕生し、フランス革命の自由主義思想の流れの中、遂に1816年にアルゼンチンの独立が正式に宣言されました。その後、海外貿易を目指すブエノス・アイレス州と、国内生産に重点を置く内陸諸州との間で利害の対立が深刻化。
対立していたフアン・ラバージェ将軍とフアン・マヌエル・デ・ロサス将軍は、抗争に終止符を打とうと協定合意のために会うことになりました。ラバージェ将軍が、ブエノス・アイレスから65キロも離れた敵のキャンプ地があるカニュエラスを訪れた時には、敵将はまだキャンプ地には戻ってきていませんでした。長旅に疲れたラバージェ将軍は、親族であり政敵でもあるロサス将軍のベッドに横になり、寝入ってしまったのです。
その時、部屋の脇ではロサス将軍の召使いが、主人がマテ茶に入れて飲むレチャーダ(牛乳に砂糖を加えたもの)を弱火にかけて温めていました。召使いが部屋を覗くと、主人のベッドには無礼にも敵将が寝ているのでビックリ! 大変だとばかりに見張りにこのことを知らせに走りました。ちょうどその時、キャンプ地にロサス将軍が戻ってきました。知らせを聞き様子を見に行った彼は、疲れているであろうと怒りもせず、ラバージェ将軍をそのままにしておくよう召使いに命じました。
そして翌朝、昨夜の騒動ですっかり忘れられていたレチャーダはすっかり煮込まれ、茶色のクリームになっていたのです。それが、アルゼンチンの国民食『ドゥルセ・デ・レーチェ』の誕生とも言われています。1829年7月17日の出来事です。レチャーダとしては失敗作ながら、味わってみたらまろやかで美味しい。両将軍は『ドゥルセ・デ・レーチェ』を食べながら議論を交わした、という逸話が残っています。
<参考:アルゼンチン共和国大使館>
画像上下:作るのには手間がかかりすぎる『ドゥルセ・デ・レーチェ』ですが、アルゼンチンでも市販のソースを買い置きしている家庭がほとんど。日本でも「キャラメル・ソース」や「キャラメル・スプレッド」という名前で、見つけることができます。この二つはどちらも、アルゼンチン産の『ドゥルセ・デ・レーチェ』です。
■今回料理を紹介してくれたレストラン
アルゼンチン家庭料理/ EL CAMINITO
住所:東京都港区東麻布1-12-11
電話:03-3582-9380
営業時間: 18:00〜22:30(L.O.)/定休日:日曜・祝日
EL CAMINITO(エル・カミニート)は1998年7月に東麻布にオープン。伝統的なアルゼンチン料理を振る舞ってくれる。ブエノス・アイレス出身のオーナー、クラウディアさんが接客担当。そして、料理を作るのは1983年から1988年にかけてアルゼンチンの日本大使館のシェフを務めた浅井敬三さん。ホテルオークラ、明治記念館でシェフを務めた実績もあり、フランス料理の修業を積み、アルゼンチンを訪れ腕に磨きをかけたという。アルゼンチンの本場の味と、ブエノス・アイレスに居るかのような雰囲気を東京で味わえる数少ないレストランだ。
お店にあるワインは、もちろんアルゼンチン産。肉料理を中心に、煮込み料理やパスタやピザを楽しんではいかがだろうか。予算は、ワインと料理でひとり2,500円〜4,000円前後。30人までのプライベートパーティの相談も可。
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地下鉄・大江戸線、赤羽橋下車、徒歩3分。店の入り口あるアルゼンチンの国旗が目印。店内はカウンター8〜10人、4人テーブルが2卓のほか、9人掛けの大きなテーブルがあり、落ち着いた中にタンゴの曲と踊りが合いそうなノスタルジックな雰囲気。

シェフの浅井敬三さんは、元々はフランス料理が専門。アルゼンチンの日本大使館のシェフを務める間に、アルゼンチン料理を習得。本場の味を食べ尽くしたという。 |
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